「KARD」左からBM、ソミン、ジウ、J.seph(ジェイセフ)
「KARD」左からBM、ソミン、ジウ、J.seph(ジェイセフ)
“K-POPのダークホース”と話題の男女混成ダンスグループ「KARD」(カード)。「KARA」の所属事務所DSPメディアから輩出された新人グループで、男性メンバーのBMとJ.seph(ジェイセフ)、女性メンバーのソミンとジウによる多才な4人で構成されている。

KARD の最新ニュースまとめ

正式デビュー前の2016年12月、“3段階デビュープロジェクト”を始動し、「Oh NaNa」、「Don‘t Recall」、「RUMOR」と発表していったシングルが世界中で注目を集め、正式デビュー前にもかかわらず、2017年5月から初の海外ツアー「2017 WILD KARD TOUR」をスタート!先に欧米でブレイクし、満を持して7月19日、韓国で1stミニアルバム「Hola Hola」で正式デビューを果たした、いわば“逆輸入チーム”だ。

デビューミニアルバムの同名リード曲「Hola Hola」は、スペイン語で「こんにちは」という意味と、韓国語の発音では「オルラ オルラ(上がる)」で、「さらに高い所に上がっていこう」という意味が込められている。熱い太陽と青くて清涼な海を連想させる、トロピカル・ハウス・ジャンルのEDMメロディをのせて、まるでガラガラの高速道路を疾走するような爽快さを感じられる、夏にぴったりのナンバーだ。

そんなデビュー曲を引っさげ、グルーヴ感あふれるパフォーマンスで、独特の存在感を示した「KARD」が、ついに日本初上陸!8月19日に夏フェス「SUMMER SONIC 2017」に出演、その2日前にはサマソニ・エクストラとして初のショーケースを開催し、ファンを熱狂させた4人がインタビュー初登場で、グループの魅力について語ってくれた。


<B>―まずは自己紹介をお願いします。</b>
BM:初めまして、キングカードのBMです。よろしくお願いします。グループの中では、しっかりしたお兄さんになろうと頑張っています。
ジウ:長男みたいな魅力?
BM:だそうです(笑)。
ソミン:初めまして、私は「KARD」のブラックジョーカー、ソミンです。よろしくお願いします。(他のメンバーに)私の魅力、言ってください。
ジウ:シックでキュート!
BM:お母さんみたいな性格で、みんなの面倒をよく見てくれます。
ジウ:初めまして、「KARD」のカラージョーカー、ジウです。よろしくお願いします。
ソミン:(ジウは)ガールクラッシュ(=女性が憧れるカッコ可愛い女性)。
J.seph:(日本語で)可愛い、キレイ。
ジウ:ありがとう!
J.seph:(日本語で)シック、優しい、温かいです。
ソミン:お~、スラスラ出てくるね(笑)。
J.seph:初めまして。私の名前はJ.sephです。私の魅力は…。
ソミン:面白いです!
J.seph:(日本語で)優しい、可愛い。
一同:ハハハ。
ジウ:イラズラ好きです。
ソミン:そして、普段から面白い話をたくさんしています。
ジウ:グループの中で、ムードメーカーですね。

<B>―J.sephさんは日本語を使って話してくださいましたが、皆さんはどれぐらい日本語が話せるんですか?</b>
ソミン:ちょっとだけ。
J.seph:(日本語で)日本語の実力をすくすく伸ばしたいです。
ジウ:「ペコペコ」。
J.seph:「お腹がペコペコです」。
BM:いまお腹が空いてるの?ミートゥー(笑)。
ジウ:「初めまして。よろしくお願いします」。言えるのは、これぐらいです。
J.seph:あっ、これも自慢したいです!「一つ、二つ、三つ(と十まで数える)」。
一同:(感心して)お~。

<B>―「KARD」というグループ名はどのように決まったんでしょうか?</b>
ジウ:DSPメディア出身の先輩で成功したグループは、名前に“K”が入ったグループが多いと聞いたんです。それで、スタッフさんと話し合いをして、“K”が入った名前は何がいいかを考えているとき、「『KARD』が良さそうじゃない?」ということになり、5分で決まりました(笑)。

<B>―日本でも人気のあるグループで言うと、「KARA」さんがそうですね。</b>
ジウ:ハイ、「KARA」先輩。それから、「SechsKies」先輩、「Click-B」先輩。
BM:「Fin.K.L」先輩。
ジウ:そして、「KARD」(笑)。

<B>―トランプのカードをコンセプトにされているそうで、先ほど自己紹介でも、BMさんはキングカード担当とおっしゃっていましたが、他のメンバーから見ると、どんなところがキングだと感じますか?</b>
J.seph:とにかく力が強いです!パンチマシーンをしたときとか(笑)。
ジウ:長男みたいに、私たちの面倒をよくみてくれるし、頼りになるところがキングだなと感じます。

<B>―そして、J.sephさんはエースカード担当。</b>
BM:ラップをしているとき、エースらしさが出ていると思います。エースは一番小さい数でもあり、大きい数でもありますが、大きい数のときは、鋭い部分を表す魅力を持っています。(J.sephは)ラップをするときにそれが現れ、鋭さもありながら爽やかで、カッコいいと思います。

<B>―女性メンバーは2人ともジョーカー。ジウさんがカラージョーカーですね。</b>
ジウ:私は歌、ラップ、ダンスなど、音楽的に「KARD」を華やかにする役割をしています。
J.seph:「Hola Hola」だけを見ても、ジウのパートが目立っていて、声もそうだし、濃いカラーで、華やかな雰囲気を作っていると思います。

<B>―ソミンさんはブラックジョーカー。</b>
ソミン:私はシックな雰囲気や声で、グループを調和するような役割をしています。
ジウ:「KARD」の曲には雰囲気のある曲もあるし、ノリノリの曲もあるんですが、ソミンの声が曲によって変化し、魅力的なんです。例えば、「Hola Hola」のときは清涼感のある爽やかな声で、「Don‘t Recall」、「RUMOR」のような曲では、雰囲気のあるセクシーでソフトな声を出すので、それがすごくいいと思います。

<B>―韓国でも男女混成グループは珍しいと思いますが、「KARD」の魅力、強みはどんな部分だと思いますか?</b>
ソミン:できることがたくさんあるということですね。ユニットでもいいし、いろんな組み合わせができるので。それから、家族のような雰囲気があって、すごくいいと思うし、混成グループということ自体が魅力だと思います。
ジウ:ボーイズグループが出せるカラーと、ガールズグループが出せるカラーのどちらの良さも出しつつ、それをミックスすることもできるし、「KARD」ならではの音楽カラーや、音楽の雰囲気を最大限出せるのが強みだと思います。

<b>―男女混成グループの良い点は何でしょうか?</b>
J.seph:か弱い妹たちの世話をすることができるということですね。
BM:僕は、世話をしてくれるお母さんがいるという感じが(笑)。
ジウ:小言が多いから?
BM:そうそう。(ソミンとジウは)妹みたいに見えるときもあるし、姉みたいに見えるときもあるし。
ソミン:私たち女性の立場から言うと、重たい荷物を持ってくれること。
ジウ:それから、イタズラにも付き合ってくれるし、すごく楽しくしてくれます。

<B>―ケンカすることは?</b>
一同:ないです。

<B>―意見を1つにしなきゃいけないときは、誰が中心になるんですか?</b>
BM:みんなリーダーのような気質を持っているので、まずは全員が意見を出して。
ソミン:意見が分かれたら、その間をとって決めていますね。
BM:リーダーが4人いるみたいな感じです。

<B>―ある意味大人のグループですね。</b>
J.seph:アベンジャーズみたいな。
BM:4人とも、それぞれはっきりとしたカラーがあるので。

<B>―では逆に、男女混成グループの悪い点を挙げるとすると?</b>
ジウ:楽屋が1つだったりするので、着替えるときは不便だなと思います。
BM:そういう場合は、男2人がトイレに行って着替えたり。
ジウ:先に女子2人が着替えてから、男子2人が着替えるとか。着替えがちょっと不便なぐらいで、それ以外は特にないですね。

<B>―サマソニ・エクストラとして、日本で初めてショーケースを開催されましたが、いかがでしたか?</b>
ソミン:たくさんの方が来てくださってありがたかったし、一緒に盛り上がってくださったので、楽しく終えることができました。
J.seph:ファンの皆さんが純粋な目をしていましたね。エネルギーをたくさんもらいました。日本語も聞こえてくるから、子供の頃に見ていたアニメを思い出し、アニメの世界に自分がいるような気持ちになって、すごく気分が良かったです。子供の頃に戻ったような、純粋な気持ちになりました。
BM:一緒に歌ったり、掛け声をしたりしながらも、集中したまなざしの方が多かったです。なので、大きな関心を受けている感じがして、感謝の気持ちが大きくなりました。ファンの皆さんは、僕たちのライブを楽しんでいるということを掛け声や声援よりも、まなざしで表現していたような気がします。
ジウ:日本語が上手くできないので、トークの心配をしていたんですけど、言葉はそれほど問題ではないんだということが分かりました。でも、もう少し勉強して、コミュニケーションがスムーズにいくといいなと思いました。とても楽しかったです。

<B>―すでに海外ツアーも行っていますが、日本のステージに立ってみて、他の国との違いはありましたか?</b>
BM:さっきも言いましたが、ファンの皆さんが表情とか視線で表現してくれるのが、すごく美しいなと思いました。ショーケースはコンパクトな会場だったので、ひとり一人の顔がよく見えたし、近い距離で触れ合うことができたので、フレンドリーさを感じました。これまでの海外での公演とは違って、ファンの皆さんとの距離感が近かったのが、すごく良かったです。

<B>―日本では時間があったら何をしてみたいですか?</b>
J.seph:アニメ映画「千と千尋の神隠し」でも自転車に乗っているシーンを見たんですが、日本というと、自転車に乗っている人が多いという印象があるんで、自転車に乗りたいです。
ジウ:おいしいものをたくさん食べたいです!私たち4人は、みんなよく食べます(笑)。
BM:きのうは、しゃぶしゃぶを食べたんです。スープがすごくおいしかったですね。
ソミン:私は日本にたくさん来ているですが、まだたこ焼きを食べていないので、たこ焼きを食べてみたいです。一蘭のラーメンも。
ジウ:ペッパーランチにも行きたいし、カレーうどんも食べたいです。
J.seph:牛肉と豚肉の焼肉、えびかつカレーと…。
ジウ:牛丼。
J.seph:私が大好きなのはラーメンと、つけめんです。
ジウ:あっ、お茶漬け。
BM:コロッケが好きです。

<B>―皆さん、食べ物の話題になったら、日本語がスラスラ出てきますね(笑)。</b>
J.seph&ジウ:寿司!
J.seph:寿司も大好きです。
BM:僕も日本に来たからには、寿司を食べなきゃ(笑)。

<B>―韓国でデビューしたばかりですが、今後挑戦してみたいことや目標などを教えてください。</b>
ソミン:いままでとは違うジャンルの曲も歌っていきたいです。それから、ユニット活動もしてみたいですね。
J.seph:僕もユニット活動をしたいです。BMと2人でもやってみたいし、ジウ、ソミンともやってみたいし、やりたいことがたくさんあるので、それができるよう、いま頑張っているところです。
ジウ:ユニットになったら、組む人によって、全く違うカラーが出ると思うので、すごく面白いと思います。
BM:いつか東京ドームでライブをしたいです!でも、一番の目標は、多くの人が僕たちを見て、僕たちの音楽を聴いて、日常生活がもっと潤い、幸せになるのが目標です。そういう、良いエネルギーを与えられるようなグループになりたいです。


韓国語と日本語、そしてBMとJ.sephは英語も交えながら、和気あいあいとした雰囲気で、積極的にインタビューに応じてくれた「KARD」。4人とも本当に日本の食べ物が好きなようで、オススメを聞かれたのでいくつか教えると、BMが「みんなで一緒に行ってみよう!」と意気投合するなど、仲の良さを伺わせた。

そんな4人のチームワークは、ステージでも十分に発揮され、一体感を生み出すエネルギッシュなライブに、世界中のファンが魅了されている。現在も、海外ツアーの真っ最中で、グローバルに活躍する“スーパールーキー”の彼らから、ますます目が離せない。

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