俳優イ・ミンホ
俳優イ・ミンホ
花より男子~Boys Over Flowers」「シティハンター~in Seoul」「シンイ~信義~」などで日本のみならず、アジア各国で人気の俳優イ・ミンホが3月28日(金)、パシフィコ横浜国立大ホールにて「LEE MIN HO ENCORE CONCERT 2014 My Everything in JAPAN」を開催。久しぶりイ・ミンホとの再会を待ちわびた多くのファンが訪れ、会場は熱気に包まれていた。

イ・ミンホ の最新ニュースまとめ

 生バンドの演奏に合わせ、紫色のペンライトが揺れる中、淡い桜色のロングジャケットを着たイ・ミンホがステージの奥のせり上がりから颯爽と登場。客席からの大歓声に包まれながら、桜の花びらが舞い散る映像をバックに「MY EVERYTHING」を熱唱し、「皆さん、こんばんは。お久しぶりです。会いたかったです」と日本語であいさつ。「皆さんにお会いするのは8か月ぶりですよね。もっと早く会いたかったですが、遅くなって申し訳ありません。今日は皆さんとよい時間、幸せな時間、楽しい1日を過ごしたいです」と、続いて「カケラ」を歌い、ファンを夢の世界へと誘う。

 スクリーンに、4月27日(日)より韓国エンターテインメント総合チャンネル「KNTV」にて放送される最新作「相続者たち」のハイライト映像が流れると、ファンは彼の演技に釘付け。御曹司と貧しいヒロインとのファンタジックな恋物語に、自らをヒロインに重ねてしばしうっとりと酔いしれる。「止まることも抑えることもできない苦しい恋」とのテロップの後に、ピンクのトップスにダメージジーンズに衣装替えしたミンホが再び登場すると、同ドラマの挿入歌「苦しい愛」を切なく歌い上げた。

 MCのyumiの進行でトークがスタート。ドラマ「相続者たち」の見どころを掘り下げていく。「ミンホが選ぶ名場面」では“サーフィン”と“アーモンド農場”のシーンを2つ選び「サーフィンは4回練習しただけなのにかなり上手だったでしょ?」と満足げに言ってみせた。「実は泳げないのですが、ピチピチのウェットスーツのおかげで浮くことができました」と秘密を暴露する場面も。またアーモンド農場のシーンは「アメリカで撮影がスタートし、初めて撮ったシーンだったのですが、感情表現が上手くでき、ドラマも上手くいきそうだと感じることができたから」とその理由を語った。

 同ドラマで、久しぶりに高校生役を演じることになったことについて、「だいたい夜10時から12時くらいにブレイクタイムをもらって髭を剃っていました。心は少年なのですが、髭はれっきとした男性なので」と笑い、「『相続者たち』が終わってから、僕、若くなっていませんか?」とファンに笑顔で問いかけると、客席からは賛同の拍手。「高校生役を演じることになって、10代の気持ちに戻ったみたいでした。僕の心は手あかのついていない純粋なままなので、演じるのが難しいことはなかったです。髭が伸びる以外は(笑)」と茶目っ気たっぷり。

 「ミンホの選ぶ名演技」には、婚外子であるという事実を打ち明けるシーンをあげ、「とても重要なシーンだったので、一日中、手に汗を握って緊張していました。どんな風に撮影したのか思いだせないのですが、頬をたたかれるシーンだったので、忘れることはできません」と振り返った。

 「名ゼリフ」には、イ・ミンホ演じるキム・タンが、パク・シネ演じるチャ・ウンサンに言うセリフ、「つらいかもしれないけど、それでも前に進む」を選んだ。ファンを前に日本語で、「それでも前に進む」とかっこよく決める姿に、客席からは「ひゅう~」と熱い歓声があがった。「このセリフにはいろいろな意味がある。君と僕との関係が前に進むという意味や、君が仕事を頑張って前に進むという意味もあるし、いずれにしてもポジティブな意味が込められていて、名台詞だと思います」と語った。

 「果たしてドラマはハッピーエンドか?」とMCに聞かれると、「まだご覧になっていない方もいるので…」と口を濁し、ドラマのエンディングを曲で表現してというMCの無茶ぶりにも、「え、歌でですか?」と苦笑いしながらも「次の曲は『最後の愛』。韓国のコンサートでも歌ったことのある歌なのですが、これが最後の愛ならいいなという思いを込めた曲です」と応じ、美しい「最後の愛」の旋律でファンを魅了した。

 続いて、韓国・日本・アメリカで話題沸騰中の実力派バンド、ROYAL PIRATESが登場。力強いギター&ボーカル、ベース、ドラムの3人によるバンド演奏で2曲を披露し、新しい魅力を見せつけた。

 スクリーンに「ミンホのGOOD DAY」の文字が現れると、ミンホのオフショット映像が流れる。楽屋でさまざまな味のジュースをミックスするミンホの姿。トマト+レモネイド+アロエ、レモネイド+アップルなど美味しそうなものから斬新なものまで、その度に飲まされて「…」な表情をするマネージャーとのやり取りが微笑ましい。

 会場が笑いに包まれたところで、男性ダンサーを従え、サングラスにビシューのついたジャケットで「Love Motion」「My Little Princess」とテンポのいい曲を続けて歌い、演奏にはROYAL PIRATESのメンバーも加わって、ファンはオールスタンディング。ステージを右に左に動いてファンを盛り上げるミンホの姿に、ファンもノリノリでペンライトを振り、会場はますますヒートアップ!ハートの紙吹雪が落ちてくるとさらに大歓声があがった。

 興奮冷めやらぬ中、スクリーンに「ミンホのGOOD DAY」の続き。CM撮影の合間に撮影された映像では日本でのファンミーティングについて「美しい桜が楽しみ。桜を見て癒されたい」「もうちょっと待っていてくださいね。練習してミスないように準備するので、28日と29日に会いましょう」と、ファンへのメッセージが流れた後、袖のないGジャン風のベストに衣装チェンジしたミンホが再びステージへ。ファンからはその姿に「可愛い!」と声があがった。

 続いて、ファンと共有したいという“Bucket List”を発表。最初にあげたのは、「良い行いを一緒にする」。「僕の名前で、よいことをたくさんしてくださったファンの方々を見て、僕も覚醒した」と述べ、プロミズ(promise + minho’sの造語)というプロジェクトを立ち上げて、「皆さんと一緒に、誰かの希望になるよいことをしていきたい」と熱く語り、「普段当たり前のようにあるけれど、誰かにとってはとても大切なものなので」と、まずは“きれいな水プロジェクト”からやっていくと宣言した。

 2つ目は「一緒に童顔になろう」というもの。「10代の役をやってみてお肌のケアをしなければならないと実感。皆さん、しっかりケアしましょうね」と呼びかけるミンホに、大きくうなずくファンたち。そんな童顔になるためのアロマキャンドルやチョコレート、目元の皺を取るためのアイパックの詰め合わせが、ラッキーなファン3名にプレゼントされた。ミンホ自ら、アイパックを顔に貼ってあげるという、思わぬ展開にファンは大感激。だが、ミンホが用意したのはそれだけではない。その中の一人のシンデレラガールと、ステージ上で一緒にクッキング!果物や野菜を選んで一緒にスムージーを作る。人参を素手で半分に割ったり、豆腐を丸ごと1丁ミキサーに入れるなど、ミンホの男らしい一面も見られ、人参、豆腐、ブルーベリー、バナナで完成したスムージーをまずはバンドのメンバーに味見をしてもらうが、微妙な表情。「通訳さんも飲みますか?」と勧めるが丁寧に断られ、ファンとともに「乾杯!」。しばし無言の後、「水をください」というミンホに、ファンからは「健康になりそうです」との優しい評価を受けた。

 クッキングでファンとの距離を縮めた後は、ラブリーなナンバー「You&I」をキュートに歌う。先ほどのシンデレラガールがミンホにエスコートされて登場するという演出で、会場をさらに湧かせた。また客席からは「I love you」「サランヘ~」など各国の言葉で声がかかり、日本だけではないミンホの人気の高さを見せた。

 “Bucket List”の続きは、3つ目に「みんな一緒に『江南(カンナム)ブルース』を見る」をあげ、「4月から映画「江南(カンナム)ブルース」の撮影が始まります。まだ皆さんが見たことのない大人の男の姿を見せたい」と意気込みを語った。4つ目は「みんなで一緒に運動する」、そして5つ目は「”?”」とし、「最後は皆さんと一緒に作っていきたい」と、ファンとリストを共有した。

 「今日は皆さんと近くで会えてうれしかったです。すぐに『相続者たち』が放送されると思いますが、まだご覧になっていない方は、愛のかたち、愛のあり方、このドラマが持っているメッセージを、しっかりと受け止めてほしいと思います。そして次に会うまで皆さん健康でいてくださいね。僕は映画を撮り終えたら、また皆さんにお会いしたいと思います」とファンにメッセージを伝え、時計の針が逆戻りする映像が流れる中、日本語曲「WITHOUT YOU」を優しく歌いあげた。

 鳴り止まないアンコールに応えて再び登場!軽快なテンポの「Say Yes」で会場は一つになり、ミンホが大きく投げキッスをすると悲鳴にも似た大歓声!銀テープも飛び出して、盛り上がりは最高潮に達した。

 最後にダンサーとともに手をつなぎ、客席の左、右、中央で、それぞれ丁寧にお辞儀をしてステージを後にしたミンホ。ドラマに映画にと大忙しだが、そんな中でもファンとのひとときを大切にするイ・ミンホの温かい人柄が伝わるファンミーティングとなった。



イ・ミンホ主演ドラマ『相続者』 KNTV放送記念記者会見
イ・ミンホ主演ドラマ『相続者』 KNTV放送記念記者会見




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