俳優リュ・ドックァン(オフィシャル写真)
俳優リュ・ドックァン(オフィシャル写真)
2月2日(土)韓国ドラマ「神のクイズシーズン3」レンタルDVD vol.1~7がリリースを開始した。また、6日(水)にはセルDVD-BOXがリリースとなる(発売・販売元:エスピーオー、(C)Orion Cinema Network Inc. all rights reserved.)。

韓国ドラマ「シンイ-信義-」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

 同作はドラマの完成度の高さに惚れ「『神のクイズ』を見なければ寝られない、見たら見たで寝られない」というファン続出、続編希望の署名活動も起き、シリーズ化された大人気ドラマだ。そして、演技派俳優リュ・ドックァン(リュ・ドクファン)がコミカルでありながらもカリスマ溢れる天才医師を演じ、見るものを虜にした。彼は「神のクイズ」シリーズでのブレイクにより、最新作「シンイ-信義-」では物語の重要人物である高麗の恭愍王を熱演している。

【STORY】
「珍しい病はまるで<神のクイズ>と同じだ。不完全な人間たちが傲慢にならないように、神が下したクイズ。これは際限なく解いていかねばならない残酷な課題だ。」死亡原因不明の死体を調査、国内最高のエリート医師が集まる「韓国大 法医官事務所」。ここは死因が不明確な事件や、珍しい病気に関連する事件を専門で担当している。天才嘱託医ハン・ジヌの傲慢ながらも冗談も言える性格に初めは皆反感をもったが、事件を解決するため努力する彼の執念と新しい視点に驚き尊敬するようになる。ハン・ジヌの新パートナーとしてベテラン刑事ペ・テシクが加わり、その関係はまさにシャーロック・ホームズとワトソンのよう。一方、新米女性刑事イ・ランとの恋の行方は…。

 この度、主演俳優リュ・ドックァンのオフィシャルインタビューが届いた。

-韓国ではドラマがシリーズ化されるのは珍しいと思うのですが、シーズン化が決まってどうでしたか。
もちろん光栄でした。俳優が自分の(ドラマ)シリーズができるということは、とても大きな栄光で、なかなかやってこないチャンスですから。しかしそれだけ責任感も大きくなり、一般的な努力では足りないと思うようになりました。シーズン2、3はシーズン1よりパク・ジェボム作家とたくさん話し合って、物語を作っていきました。

-ハン・ジヌを演じるにあたって シーズン1・2とシーズン3とで意識して変えたことはありますか。
意識的に変わったところはなかったです。僕はもともと全てのキャラクターを演じる時、(撮影が)始まる前にそのキャラクターと似たような生活をします。ハン・ジヌと全く同じではないですが、似たようなユーモアと真面目さを持とうと努力しました。あえてひとつ例をあげるとするなら、シーズン3が終わって心理的にとてもつらかったことです。二重人格が残って、ふたつの自我を演じなければならなかった僕は心身ともに疲労困憊するくらいでしたから…、僕にとって意味深い経験でした。

-もし、犯人役を演じるとしたら、どの話数の犯人あるいは、どんな犯人を演じてみたいですか。
「神のクイズ」は一般的な捜査ドラマに登場する犯人とは違い、社会が目を背けた珍しい病の患者たちが味わう痛みがもたらす結果がどれほど惨憺な結末をもたらすのかを伝えます。そしてそのクイズを解決し、見守り、成長していくハン・ジヌの物語です。このような意味のあるドラマの犯人役であれば、そのどんな役割でもやってみたいです。「神のクイズ」の全ての役割はそれぞれが持っている社会に対する痛みと因果関係がうまく生かされているから、全ての役割が記憶に残り、演じてみたいです。
その中でも記憶に残る役割があるとすれば、シーズン1の第1話「ドラキュラの悲劇」でキム・テウ先輩が演じたプリピリンという奇病をもったキャラクターが記憶に残っています。最もドラマティックでありながらも一般的な痛みが表現されていて、社会が彼に背を向けた結果が非常に痛ましかったからです。

-韓国のみならず、日本でも「神ク」中毒者が増えつつありますが、日本の視聴者にどのような点に注目して欲しいですか。
一旦感謝の気持ちが一番ですね。僕はやはり日本のドラマをよく見る方です。何か異なるようでありながらも似たような、物事の情緒は観客たちに静かな感動を呼び起こします。日本のドラマはもっと静かで静的な流れで見られているとすれば、「神のクイズ」はもう少し多様なテンポで緊張感が持つカタルシスを感じていただければと思います。もちろん僕を重点的に見てもらえればもっといいですね(笑)。

-子役出身のリュ・ドックァンさんですが、ご自身にとって演技とは(演技をする上で大切にしていることなどあれば)。
いつも悩みます。たぶん一生悩まなければならない問題ではないかと思います。「俳優」という職業は人を表現する職業です。しかし、そんな俳優が彼らと違う人生を生きる人(例えば芸能人という名称)と認識されれば、結局は意思疎通できないと思います。それで最大限人々と変わらない生活を送るために努力しています。
また俗に巫女が神懸かりをするとか、催眠術師が催眠術をかけるように自分に魔法をかけないといけません。僕は実際にハン・ジヌにはなれないけれど、自分さえも自分をハン・ジヌだと信じなければ、観客は結局ハン・ジヌを見ることができません。それで自分に魔法をかけること、また俳優が持たねばならない集中力だと思います。

-新人時代と現在とで、演技に対する考え方や、俳優という職業についての思いに変化はありますか。また、俳優としてターニングポイントとなった作品はありますか。
新人というには本当に幼い頃から始めたので、新人とベテランが何かまだよくわかりません。ただ幼かった頃は子役の友達に勝ちたいという劣等感で演技をしていたとすれば、今は自分に勝ちたい考えで演技をします。このような考え方は他の人に比べて、早くから身に付いた方です。2006年「ヨコヅナ・マドンナ」を通じて多くのことを悟り、また他の人に見せる俳優である以前に自分に嘘をつかない俳優になろうという考えを持たせてくれた作品でした。

-今後の活動予定があれば教えてください。(シーズン4もあり得ますか。)
シーズン4はまだわかりません。先に話したように俳優にとってシリーズ化は非常に意味のある栄光ですが、簡単ではない選択によります。イメージが固まってしまうことは非常に怖いことだと思います。ハン・ジヌというキャラクターがとても魅力的でいいキャラクターであるから、こんな幸せな悩みをするようになったのかと。今後僕の活動計画は元々僕の活動の中心であった演劇と映画を重点的にやることになりそうです。

-ファンの方へ、メッセージをお願いいたします。
「神のクイズ」に関心をもっていただき、本当に感謝の気持ちしかありません。僕たちの努力が観客の皆様にも感じていただければうれしいですし、そうすれば一層通じるものがある、そしてドラマティックなカタルシスを感じられるドラマになればと思います。ハン・ジヌが解決していく「神のクイズ」を通じて、今の生活の癒しになればとうれしいです。


Copyrights(C)wowkorea.jp 0