<インタビュー>スングォン役の俳優リュ・ギョンスが語る「梨泰院クラス」(提供:news1)
<インタビュー>スングォン役の俳優リュ・ギョンスが語る「梨泰院クラス」(提供:news1)
※一部あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

韓国ドラマ「梨泰院クラス」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

 日本でも話題になっている韓国JTBCドラマ「梨泰院クラス」は、多くの視聴者に信念を守る生き方について深く心に響かせた。絶対に自分の信念を曲げないパク・セロイ(俳優パク・ソジュン)のストーリーを描きながら厳しい現実に痛快な一発を入れた「梨泰院クラス」は、最終回で16.5%(ニールセンコリア全国有料世帯基準)という自己最高視聴率を記録した。これはJTBCドラマ史上2番目の記録となる。

 イテウォン(梨泰院)の小さな屋台“タンバム”から出発し、巨大飲食企業チャンガ(長家)を倒すまで、つらい道のりだったパク・セロイのそばには多くの縁が存在した。その中で特に強烈な印象を残した人物が、俳優リュ・ギョンスが演じたセロイの刑務所の同期チェ・スングォンだった。セロイの信念に惚れ、暗かった過去を清算してセロイのそばにいたスングァンは、“タンバム”の魅力を高めるのに一役買った。特にヒョニ(・ジュヨン)とのケミストリーは本作の笑いのポイントでもあった。

 前作のtvNドラマ「自白」での強烈なイメージを脱し、カリスマ性がありながらどこか隙のある魅力にあふれたチェ・スングォンを表現した俳優リュ・ギョンスが、「梨泰院クラス」放送終了の直後に語ってもらった。


Q.ドラマが終わった感想は、いかがですか。

終わったばかりなので、やっと少しずつ実感が湧いてきています。少し残念でもあり、心細い気もするんですが、このエネルギーを原動力にして、これから一生懸命にできそうです。

Q.ドラマがこんなにたくさんの人に愛されると予想していましたか。

とにかくウェブトゥーンが大人気の作品なので、ある程度は人気になるのではと思っていました。

Q.原作のウェブトゥーンと、ドラマを比較すると?

別に原作がある作品は私も初めてなので、難しい部分がありました。だけど楽しく作ってみたら面白みがありました。ほとんど同じように生かすことができたと思います。ドラマだけの違う部分もあり、新たに追加された話もあるんですが、「梨泰院クラス」が伝えたいことはそのまま伝えられた気がします。

Q.「梨泰院クラス」の魅力は何だと思いますか。

いろいろあると思います。私は魅力のあるキャラクターの集まりという感じもするし、本当に自分だけの信念を持って生きていく姿が、見守る価値のあるものだとも思いました。

Q.出演が決まってどんなことを考えましたか。

原作のファンでもあったんですが、パク・ソジュン兄さんが一緒だと聞いた時、何か縁があるんだと思いました。特に他の作品で出会ったユ・ジェミョン先輩(チャン・デヒ役)、ユン・ギョンホ先輩(オ・ビョンホン役)イ・ダウィット先輩(イ・ホジン役)もいらっしゃったので、すんなりと始められました。

Q.前作「自白」とはスタイルの違う作品にどのように溶けこんでいったのですか?

「自白」はジャンルがジャンルなだけに、もう少し一緒に頭を抱え、どんなふうに状況を解決していくか、個人的に勉強もしましたが、「梨泰院クラス」はイテウォンならではの生き生きとした姿をどのように見せることができるかについて悩みました。もう少し楽しく、元気を出さなければならないのではという悩みがありました。



Q.キム・ソンユンPDからキャスティング理由について聞いたんですか?

重いトーンの演技と悲劇的な演技が可能な俳優だと言っていただきました。だから余計に肩の荷が重くなりました…。それを最後まで背負っていましたね。うまくやらなきゃという荷があったんですが、現場では余裕ある状態で演じました。

Q.「梨泰院クラス」の名場面はどこだと思いますか。

セロイと父親の橋の場面じゃないでしょうか。セロイは父親にずっと会いたがっていて、父親がいないことに欠乏感を持って生きてきました。そんなセロイが父親を先に見送り、父親の後ろ姿からセロイの決心や意志のようなものが見えた場面だったと思います。

Q.チェ・スングォンとのシンクロ率は何%だと思っていますか。

50%ではないかなと思っています。ご覧になった方が違うように感じられるかもしれませんが、原作と違う点は確かにあったと思います。見た目もそうだし、行動もそうだし、もう少し立体的に見せようと努力しました。そうやって少し違った新しいキャラクターが出てきたのではないかな…と思います。

Q.横で見ていたパク・ソジュンさんとパク・セロイのシンクロ率はどうですか。

ものすごく似ていると思いました。パク・ソジュン兄さんはウィットのあるバージョンのパク・セロイだと思います。

Q.ヒョニとスングォンの結末についてどう思いますか。

そんなに二人の関係をよく見せられなかったかなと思っています。恋というのは簡単に付き合う、付き合わないと定義できない大きなものだと考えているので、必ずしも恋愛、彼氏、彼女でなくてもソウルメイトとしての恋ではないかと思います。

Q.現場の雰囲気はいかがでしたか。

基本的にお互いへの配慮がずいぶんあったと感じました。それも不便さからくる配慮ではなく、お互いを尊重していると思いました。お互いを尊重し、楽しく見守ってやるという感じですね。

Q.「梨泰院クラス」を終えて、お酒の味も違うのではないですか。

私はずっと酒の味が違いました。休みの日、簡単に酒を飲んでも仕事をしているということに感謝していました。やりたくてもできない期間があったから、本当にありがたかったです。

Q.今作でずいぶんと注目されましたね。

実際に心が重くなるような気がします。まだ私は至らないところがたくさんあります。埋めていくべき部分も多く、もっともっと悩む時間をもち、勉強する時間ももって、さらに良い人物、作品で良い姿をお見せできたらどうかと思っています。

Q.今後どのようなジャンル、配役に挑戦してみたいですか。

ジャンル物はまだやったことがないことが多いので、すごく気になります。いろんな経験をしてみたいですね。時代劇も、コメディもやってみたいです。

Q.俳優リュ・ギョンスの信念とは?

本当に一生懸命に勉強して考えながら、一生懸命やって、みんなでコミュニケーションをとって、良い姿を見せるということですね。

Q.「梨泰院クラス」の視聴者に一言お願いします。

たくさん愛してくださり、ありがとうございます。私は至らない部分が多い人間だと思っています。不足していると感じる時もあると思いますが、最大限、一生懸命に考えて良いキャラクター、良い作品で長く長くお会いしたいです!



Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 5