<インタビュー>「医師チャ・ジョンスク」出演の俳優キム・ビョンチョル、“かわいいクズ”というニックネームに感謝(画像提供:wowkorea)
<インタビュー>「医師チャ・ジョンスク」出演の俳優キム・ビョンチョル、“かわいいクズ”というニックネームに感謝(画像提供:wowkorea)
韓国俳優キム・ビョンチョルが見た“ソ・イノ”はどのような人物なのだろうか…。

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 4日、JTBCドラマ「医師チャ・ジョンスク」が16話で幕を下ろした。専業主婦として20年を過ごしてきた1年目のレジデントになるチャ・ジョンスクの人生を描いたドラマで、キム・ビョンチョルは劇中“憎いのに憎めない”ソ・イノを熱演して好評を得た。

 キム・ビョンチョルは「医師チャ・ジョンスク」放送終了インタビューで、エンディングに満足したとし、「ジョンスクの成長という面において満足できると思います。その過程でイノも障害にならず、少しは成長できるようになった結末だと思います」と語った。

 本作は視聴率調査会社ニールセンコリアの調べで初回4.9%という悪くはないスタートを切り、2話放送後からは口コミが広がって20%近くに達するという人気ぶりを見せた。キム・ビョンチョルは「基本的に台本がよくできていると思います。成長を描いたドラマですが、全体的なバランスがよかったですね。またキャリアが中断された女性たちから好評を得ていたようです。『こういう話を見たいと思う方がたくさんいらっしゃるんだな』と思いました」と視聴者からの愛情に感謝した。

 イノは女優オム・ジョンファ演じるジョンスクの夫で、初恋の相手であるチェ・スンヒ(ミョン・セビン扮)と浮気をして娘までいるという最悪の“不倫男”だ。キム・ビョンチョルが見たソ・イノというキャラクターはどんなものなのだろうか。

 「非常にたくさんあるんですが、一つ選ぶとしたらとても優柔不断な人だと思います。決着をきちんとつけなければいけないのに、流されてしまう面が多かったじゃないですか。今思うのを挙げるとすれば、障害者用の駐車場使用許可の届けを出せと言った時、そして1話で倒れたジョンスクが電話してきた時に「僕が行かなきゃいけないのか」と言った時も言葉がうまく出てきませんでした。そのシーンを思い出しますね。」

 続けて「私は浮気をしないと思います。未婚なので浮気ができない状況ですけどね。結婚は望んではいますよ」と笑った。

 ソ・イノは“怒り爆発”キャラクターだが、それをキム・ビョンチョルがうまく演じたことで憎らしくなく“かわいいクズ”と視聴者から呼ばれた。キム・ビョンチョルは「基本的に好感の表現だと思って感謝しています。人物の様々な面を出すという側面で肯定的な評価ではないかと思っています。“かわいいクズ”というのを見て、ネットユーザーたちのメディアリテラシーってすごいなあと感じました。悪口を言われるキャラクターなので、制作発表会でもたくさん悪口を言われますと抱負を語りました。それなのにこういう反応をしてくださって、非常にありがたいという気持ちが大きいです。こうして受け入れてくださり、良かったです。不倫を描く面において、良くないほうに受け取られる恐れがあると思い、私も心配でした。いくらこんなに良くない人だといっても、肯定的な面が一つもない人はいないと思っています。そういう部分をうまく出して、人が単純なだけではないということが出せればいいなと思いながら演じていました」と演技で集中していた部分について言及。

 視聴者はジョンスクとスンヒの愛情を独占するイノが、どんな魅力を持っているのか疑問を抱いたりもした。キム・ビョンチョルは「シノをどうして好きなのかとおっしゃいますが、私もわかりません。演じながら不倫ではあるのですが、スンヒに会う時はスンヒに最善を尽くし、ジョンスクといる時は家庭に忠実であり、一生懸命に行動した姿が良く見えたのではないかと思います」と言って笑った。

 本作の面白さを極大化させたのは、キム・ビョンチョルのコミカルな演技だと言っても過言ではない。そんな“コミカルなDNA”はどこから来るのだろうか。

 「コメディーの作品が好きです。そういう作業をするのも好きですね。そういった経験が影響を与えてくれるのだと思います。」

 続けて「笑っちゃってNGが出る状況は思ったより多くありませんでした。監督は私が何かをすると笑うんですが、他の部分は静かでした。その笑いが面白くて笑ったというより激励のつもりでわざと笑ってくださった気がします」と撮影現場を思い出して答えた。

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