<インタビュー>俳優キム・ソンホ、ドラマ「スタートアップ: 夢の扉」を語る(画像提供:wowkorea)
<インタビュー>俳優キム・ソンホ、ドラマ「スタートアップ: 夢の扉」を語る(画像提供:wowkorea)
ドラマ「スタートアップ: 夢の扉」が、韓国で今月6日に最終回を迎えた。本作は、韓国のシリコンバレーで成功を夢見ながらスタートアップに飛び込んだ若者たちの始まりと成長を描いた作品で、キム・ソンホのほか、スジ(元Miss A)、ナム・ジュヒョク、カン・ハンナといった出演陣が若者の恋と夢を見事に描き出し、好評を得た。

キム・ソンホ の最新ニュースまとめ

 俳優キム・ソンホは劇中、SHベンチャーキャピタルの首席チーム長ハン・ジピョンを熱演し、視聴者から愛された。


Q.終わった感想は?

長いと言えば長く、短いと言えば短い時間で「スタートアップ」という作品を共にすることができて、とてもうれしかったです。共にした人たちが最後まで笑顔で終えられて、本当によかったです。制作陣、俳優陣、みんないい方ばかりで幸せに作品を終えることができました。終わってしまったのが本当に寂しいですね。私には非常に寂しく感じるし、ジピョンに会えないという寂しさは大きいです。“ハン・ジピョン”として生きることができて光栄でした。


Q.「スタートアップ」に出演したきっかけは?

脚本家のパク・ヘリョンさんのファンでした。「君の声が聞こえる」をとても楽しく見たし、「ピノキオ」も楽しかったですよね。オ・チュンファン監督の作品も「ドクターズ」や「ホテルデルーナ」など本当に楽しんで見ました。だから一緒に作業してみたいと思っていたんですが、台本を見たら文字がとてもきれいで、美しかったんです。台本が面白くて、一緒にできたらとてもいいんじゃないかと思っていたんですが、チャンスをくださったので心から感謝しています。


Q.ハン・ジピョンと本人のシンクロ率はどのくらい?

ハン・ジピョンという人物は私が演じたので50%ほどじゃないかと思います。ジピョンのように他の人に冷たく言えないし、実際には良い家も良い車もないんですが、それでも自分が演じたので、半分くらいは自分の姿が入っているんじゃないですかね。


Q.記憶に残るシーンやセリフは?

ジピョンは1話でダルミの祖母ウォンドクが幼いジピョンに靴ひもを結んであげながら「成功したら連絡しないでね。金持ちになって結婚しても連絡しないで。幸せに暮らしていても連絡しないで。代わりにつらい時に連絡してね。この前のように雨が降っているのに行く所がどこにもなければ来なさい。バカみたいに雨にあたっていないで、すぐに来なさい」と言うシーンです。ジピョンとしても、視聴者としても胸が痛むんだけど良いシーンでした。
記憶に残るセリフは2話でウォンドクがダルミと食事をしながら「ダルミ、あなたはコスモスだよ。まだ春じゃない。ゆっくり待っていれば秋に一番きれいに咲くわよ。だからあまり焦らないで」というセリフが気に入っています。そして15話でダルミがウォンドクに「秋ね。おばあちゃんに会ったらコスモスがきれいに咲いた」と言うシーンはジーンときたし、余韻が残りましたね。


Q.“歴代級のサブ男性主人公”として多くの人に愛されたが…

なんだかぎこちないし、信じられないですね。これまでと同じ日常で、それを実感するようなことがあまりないんですが、道を歩いていて気付いてくださる方が多くなって、ちょっとまだ慣れないんですがうれしいですし、ありがたいです。さらに考えてみれば、SNSのフォロワーがすっごく増えたのが不思議で…本当にありがとうございます。それに最近、広告撮影したのも信じられませんでした。「自分という俳優が広告撮影もできるんだ」と思いました。これはすべて、良い作品と番組に出会い、私を応援してくださる方のおかげだと思っています。この場を借りて心からお礼申し上げます。記憶に残る愛称というより、多くの方が“ジピョン”という名前を楽しく呼んでくださるのが本当にうれしいです。


Q.ハン・ジピョンが多くの人に愛された理由は?

“ハン・ジピョン”という人物は立体的な人です。誰かに会った時、態度が明確です。助言する時に個人的な感情を持ち、ドサンに会う時、ダルミを陰で応援して助けながら見守る時、ウォンドク先生に会う時、純粋な姿、鋭い姿、ウィットに富んだ姿、悲しくて胸が痛むような姿、そういったいろんな姿を持っている人物なんです。そんなハン・ジピョンを多くの方が愛してくださり、応援してくださったのではないかと思っています。


Q.「スタートアップ」で一番共感した部分は?

誰にでも初めての冒険は怖いものです。今考えてみれば、演技を始めた時はそんなにワクワクしてドキドキしたことはありませんでした。自分が演じられるということに対して喜びを感じていたので。そういう点が「スタートアップ」と一番似ていると思います。共感した部分は「スタートアップ」で、サムサンテックの仲間たちがうまくいった時、少しぼーっとしてから「わあ」っと歓声を上げたシーンに共感しました。ドラマのオーディションに合格した時、監督に「合格しました。うれしくないですか?」と聞かれたことがあるんですが、その時、私は「うれしいんだけど、どうやって表現したらいいか分かりません」という状態だったんです。人って、うれしすぎるとちょっとぼーっとするんだと思います。


Q.スジとの共演はどうだった?

女優としてのスジさんはすでに多くの方がご存知でしょうが、集中力がすごくて、素晴らしい演技をする女優さんだと思いました。演じる瞬間の集中力が優れています。現場の雰囲気も愉快にしてくれる良い女優さんなので、私も楽しく撮影できました。


Q.俳優キム・ソンホの原動力とは?

今“キム・ソンホ”という道を歩いています。今どのくらいの位置にいるのかは、長い時を経てから振り返った時に分かるのではないかと思います。私の原動力は、いつでも“楽しさ”です。現場で人に出会い、親しくなって、楽しく演じて…ということにワクワクするし、大きな原動力になります。そしてファンの応援も、私がこの仕事を続けられる大きな力になっています。どんなことをしていても、いつも「うまくやっている」と応援してくださるのですが、その時が一番力になります。だから「ありがとう」と伝えたいですね。


Q.俳優としての目標は?

私は「次も一緒に(仕事)したい俳優」になるのが目標です。良い俳優は単純に演技だけうまければいいというのではなく、内面的なものも兼ね備えていなければならないと思っています。良い俳優になれるよう努力し、一緒に仕事をした人たちから「次もまた会いたい俳優」、「次も作品を共にしたい俳優」と言われるようになりたいです。


Q.今後の活動計画は?

バラエティ番組「1泊2日」でずっと視聴者の方にお会いできますし、来年1月に開幕する演劇「氷」という作品でも観客の皆さんにお会いできるかと思います。来年にはもう少し気楽な俳優として皆さんに歩み寄っていきたいですね。何より、さらに成長する姿をお見せできる俳優になりたいです!



[キム・ソンホ] ハン・ジピョン、これまでお疲れさまでした「スタートアップ」終了の感想
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