この日のために入念に準備してきたリュ・ドクファン。(画像:画面キャプチャ)
この日のために入念に準備してきたリュ・ドクファン。(画像:画面キャプチャ)
今夏、新たに登場し、注目されているのが“BARバラエティ”。「パラドンパダ」(JTBC)と「牛島(ウド)居酒屋」(tvN)だ。共通しているのが、普段バラエティではあまり見ないトップ俳優たちがその中心となっているということだ。ただし、どちらの番組も期待の大きさとは裏腹に、視聴率では苦戦を強いられているというのが現状だ。

リュ・ドクファン の最新ニュースまとめ

イ・ジア、イ・ドンウク、キム・ゴウン、オンユ(SHINee)、スヒョン(AKMU)ら豪華出演者が勢揃いした「パラドンパダ」は、以前このコラムでも取り上げた通り、6月29日(火)の初回放送が視聴率1.482%(ニールセンコリア調べ)で始まり、直近の7月20日(火)の第4話は1.357%と1%台でじりじり下がっている状況だ。

一方、7月12日(月)にスタートした「牛島居酒屋」は初回2.6%を記録したが、19日(月)放送の第2話では1.5%にダウンした。

「牛島居酒屋」は女優キム・ヒソンを筆頭に、タレントのタク・ジェフン、俳優ユ・テオ、お笑い芸人ムン・セユン、KAI(EXO)が出演。済州島の東部に位置する小さな島、牛島を舞台に、出演者たちが毎日3組の新婚夫婦を招き、宿泊サービスとおいしい料理を提供しながら、ステキな新婚旅行の思い出作りをサポートするという番組だ。

同じtvNで放送された「ユンステイ」を彷彿とさせるが、すでにその指摘も出ている。出演者で比較してみると、居酒屋の看板女将的な存在のキム・ヒソンがユン・ヨジョン、支配人のタク・ジェフンがイ・ソジン、メインシェフのユ・テオがチョン・ユミ、キッチンの補助やサービング、イベント担当のムン・セユンとKAIがパク・ソジュンとチェ・ウシクを連想させるポジションにいるのだ。

ただ、外国人を対象に韓国料理や韓国文化の魅力を届けた「ユンステイ」が、どちらかと言うと、出演者同士の楽しいやり取りなど出演者のキャラクターに焦点を当てていたが、「牛島居酒屋」は新婚夫婦のエピソードに重きを置き、出演者と新婚夫婦たちのざっくばらんなトーク部分もポイントとなっている。

そんな中、「牛島居酒屋」第2話では、いきなりエースのKAIが、スケジュールの関係でソウルに戻ることになり、その穴を埋める助っ人として俳優リュ・ドクファンがやって来た。サングラスとマスクで顔を覆っていたが、ムン・セユンがその正体にいち早く気付き、胸倉をつかみながら「お前、誰だ」と熱烈に歓迎(笑)。実は15年前、リュ・ドクファンの初の主演映画「ヨコヅナ・マドンナ」で共演して以来の付き合いなのだとか。手伝いに来たというリュ・ドクファンに、エースが必要だから「お前は帰っていいよ」と言いながらも「ドクファンが来たから、また元気が出てきた」と嬉しそうなムン・セユンだった。

その後、買い出しから戻ってきたユ・テオとも「久しぶり」とハグをしながら、あいさつ。ユ・テオは同じ町内の仲の良い兄貴分なのだとか。さらに、ドラマ「シンイ-信義-」で共演したことのあるキム・ヒソンにはチョル(目上の人にする丁寧なお辞儀)をした後、やはりハグをし、数年ぶりの嬉しい再会だったようだ。

そして、さっそくKAIと引継ぎをし、仕事を把握していくリュ・ドクファン。すごいのが、役に立ちたいと思い、この日のために入念に準備してきたことだ。前の週に一人で下見に来ていたそうで、新婚夫婦たちへのプレゼントとして、自分で撮った写真でポストカードを作ってきたのだ。さらに、パン作りまで習ってきたと明かし、ムン・セユンを驚かせた。

また、リュ・ドクファンも今年4月に結婚したばかりの新婚なので、3組の新婚夫婦たちに共感する部分なども多く、楽しく会話が弾んでいたし、下見をしているので、どこがオススメスポットなのかをガイドのようにスラスラと説明していたのもお見事だった。

これまで、さまざまなバラエティで“一日アルバイト”を見てきたが、これほど完璧に下準備をし、情熱的に臨む“一日アルバイト”がいただろうか。ムン・セユンがKAIのようなエースを求めていると言ったとき、リュ・ドクファンが「僕の働きぶりを見てもいないじゃないですか」と笑いながら反論していたが、誠実さも垣間見え、素顔がますます気になる不思議な魅力を醸し出していた。

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