(画像提供:wowkorea)
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イム・シワン主演大ヒット作「ミセン」韓国ドラマ名セリフ集“生きるためのヒントが見つかる”

韓国ドラマ「ミセン -未生-」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

最近「梨泰院クラス」や「愛の不時着」などが流行し、韓国ドラマが日本で再ブームとなっている。これまで韓国に関心がなかった人も知ることになり、これを機に韓国ドラマにハマる人も急増しているようだ。

 韓国ドラマは、ストーリー構成の面白さや俳優陣の抜群の演技力など、魅了される要素が多くあるが、その一つに心にグッとくる「名言」がたくさん出てくるという点もある。

 今回は、2014年に韓国で放送され大ヒットとなった「ミセン」の名言を紹介する。日本でも放送され、リメイク日本版「HOPE」も作られた。



 「ミセン」は、高卒で会社員経験ゼロの状態で大手商社に入社した新入社員が主人公。職場の上司や同僚と出会いで成長していくストーリーだ。原作のWEB漫画を忠実に映像化し、韓国で社会現象を巻き起こした大ヒットドラマだ。

 「ミセン」には、“社会”においてだけでなく“人生”において生きる上でのヒントになるような数々の名言が登場する。今回はその中から少しだけ紹介してみる。

 「ですよね。26歳になるまで何をしていたんだ、僕は。」(チャン・グレ)

 正社員ではなく、臨時職インターン社員として初日に、上司キム・ドンシク代理からこれまでの経歴などを聞かれるが、「何もない」と答える主人公のチャン・グレ(イム・シワン扮)。

 キム代理から「26歳まで何をしていたんだ?できることが一つもないね。最近にしては珍しい青年だな。」と言われた時の、心の中でのチャン・グレのセリフだ。

 このセリフは特に就活経験者なら共感した人が多いのではないだろうか。自分の過去や経歴を振り返り、あっという間に時間が経ってしまったことに気づいた時の絶望感。

 何もしていなかったわけではないけど、これといったアピールが出来ない。競争率が激しい大手会社に生き残るためにはそれなりのアピールポイントが必要であり、“就職する”ということがいかに難しいかを感じさせられる。

 屋上で上司のキム代理とチャン・グレが初めて話すシーンだが、最後まで全て見た後でこのシーンを再び見ると心にジンとこみ上げるものがある。これは名セリフというより名シーンだ。

「ビビらず、堂々として。強くなれ。その方が君らしい。」(ハン・ソンニュル)

 男ばかりの部署で、何かと女であるという理由で侮辱され、いじめを受けていたアン・ヨンイ(カン・ソラ扮)に、ハン・ソンニュル(ビョン・ヨハン扮)が言ったセリフ。

 「男ってセコイよな。できる女の前ではもっとセコくなる。君は間違ってないから堂々としていろ。インターンの時、君がどれだけ戦士みたいだったか伝説だっただろ。あの時のアン・ヨンイに戻れ。」

 「堂々としていろ」という言葉は、それまでの自分を肯定してくれて自信をつけてくれる、どんな励ましの言葉よりも自分を強くしてくれるエールの言葉だ。

 普段おちゃらけているソンニュルが真剣な眼差しでヨンイを励ますシーン。ソンニュルらしい優しさが詰まっている名セリフだ。

「俺たちは成功とか失敗ではなく、死ぬまで扉を開け続けていくんだと思う」(キム・ドンシク代理)

「チャン・グレのことがもっと知れたらいい」と言うキム代理を自身の家に連れていき、過去のことを打ち明けるグレ。その帰り道にキム代理が言った、チャン・グレへの励ましの思いがこもったセリフ。「成功とはどんな意味付けをするかで違うと思う。契約に至らなくても満足できる時がある。失敗ではないだろ?」

 この2人は上司と部下であるが、過去を打ち明けたり相談ができる仲。2人のお互いを信頼し合っている関係性がとても良く、キム代理の思いやりあふれる人柄の良さがより一層感じられる心温まるシーンだ。こんな素敵な上司だったら幸せだろう。

 今回はここまで。「ミセン」には他にももっと多くの名セリフ・名シーンが存在するので、引き続き紹介していく。

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