「クイズの上のアイドル」(KBS第2)で大活躍した「SEVENTEEN」ジョシュア。(画像:画面キャプチャ)
「クイズの上のアイドル」(KBS第2)で大活躍した「SEVENTEEN」ジョシュア。(画像:画面キャプチャ)
「『SEVENTEEN』まで投入したのに、1%台の低調な視聴率でスタート」。こんな見出しの記事が放送翌日に配信された新バラエティ「クイズの上のアイドル」(KBS第2)。

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 多国籍K-POPアイドルが、奇抜なクイズ対決を繰り広げる新概念クイズバラエティとして、7月20日(水)にスタートしたが、この日の視聴率は1.6%(ニールセンコリア基準)だった。残念な出足とはなったが、番組内容はこれまでありそうでなかった攻めたコンセプトで、興味深い。

 MCは、「週刊アイドル」、「アイドルルーム」などアイドル番組で長年MCを務め、自他ともに認める“アイドル番組専門MC”タレントのチョン・ヒョンドンと、最近ではボーイズグループ7組のサバイバル番組「Road to Kingdom」でもMCを務めた、いま最も勢いに乗る大人気のフリーアナウンサー、チャン・ソンギュ。そんなアイドルの扱い、活かし方は十分に心得ている2人がタッグを組み、初回ゲストに「SEVENTEEN」を迎えた。

 「SEVENTEEN」はメンバーのうち、韓国生活19年目のバーノン、9年目のジュン、8年目のディエイトとジョシュアといった外国籍メンバー4人と、スングァン、ホシ、ドギョム、ディノの韓国人メンバー4人の計8人が登場。

 チャン・ソンギュと共にホシ、ドギョム、ジュン、ジョシュアが「グッドボーイズ」チームを、チョン・ヒョンドンと共にスングァン、ディノ、バーノン、ディエイトが「桃園の誓い」チームを結成し、3ラウンドにわってクイズ対決を繰り広げた。

 優勝すると、優勝チームの名前で、韓国語や韓国文化を勉強している海外の人たちに学習支援金が寄付されるというシステム。クイズも、韓国語の勉強になるような、言葉に関する韓国語クイズが出題されるのが特徴だ。

  第1ラウンドは、チームの代表1人がお題の言葉を説明し、それをチームメイトが当てる「スピードクイズ」。第2ラウンドは、提示されたチョソン(初声:音節の最初の子音)に合う言葉を作る「初声クイズ」。第3ラウンドは、国語辞典に載っている言葉を見つける「言葉探しゲーム」。

 特に、第2ラウンドでは先着順で答える権利が与えられるので、韓国人メンバーが有利かと思われたが、「桃園の誓い」チームのバーノンが大活躍。最後まで生き残り、決勝戦で「グッドボーイズ」チームのホシと戦い、敗れてしまったものの、大健闘を見せた。

 また、第3ラウンドでは、20の言葉のうち、実際にある17の言葉を見つけるクイズだったが、出てきた言葉が、「ペチュ(白菜)ハダ」、「タルギ(苺)ハダ」、「コチュ(唐辛子)ハダ」など、野菜や果物の名前に「〇〇ハダ(する)」がつく独特な言葉ばかり。そのため、韓国人メンバーたちも聞いたことがないという難問だった。

 そんな中、「グッドボーイズ」チームのジョシュアが驚異的な勘(?)で、10連続正解を叩き出し、最終的に「グッドボーイズ」チームの勝利となった。

  視聴率は振るわなかったものの、番組放送後、クイズに登場した言葉「ペチュハダ」、「コチュハダ」などが検索ワード急上昇ランキングに続々と浮上。また、MCの2人と「SEVENTEEN」メンバーたちのトークのやり取りが面白くて、単純に笑えたという声も多く、視聴者の反応は上々だった。

 いまや世界に広がっているK-POPは多国籍グループが多く、そんな彼らを招待し、韓国語クイズ対決を繰り広げるというのが他のクイズバラエティとは違うところ。トーク番組とはまた違い、K-POPアイドルたちの意外な一面を見られるうえ、韓国語の面白さを知ることができるのもまたうれしい。

 まだ番組は始まったばかりだ。今後、「BTOB」ウングァン&プニエル、「PENTAGON」キノ&ユウト、「CLC」ソン&イェウン、「(G)I-DLE」ウギ&スジンが集結したCUBEエンターテインメントファミリー特集や、「GFRIEND」、「OH MY GIRL」、「THE BOYZ」、「Stray Kids」などの出演も予定されているので期待したい。
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