インターネット上では事件の再捜査を求める署名に5万人以上が応じたほか、軽い処分を言い渡した裁判所への非難の声が高まっている。地元警察は28日、特別捜査チームを設置し、事件に関する追加捜査に着手した。
22日に公開された同映画は5日間で100万人を動員し、ボックスオフィス1位を記録している。好成績の背景には安定した演出や俳優の熱演以外に、実話が持つ説得力のあるストーリーが指摘されている。
映画は同名小説が原作。光州のろう学校で2000年から5年間にわたり、同校の教職員が聴覚障害者の生徒に対し起こした性暴力事件を描いている。当時、加害者4人は裁判で実刑を言い渡されたが、すぐ復職し、問題となった。
映画公開後、同事件の対応に対する厳しい批判が相次ぐと、同校管轄の光州市教育庁は監査対策チームを設け、自治体は障害者施設を専門に担当する職員を採用するなど、対策に追われている。
さらに、事件を担当した裁判官や検察官など、法曹界全般に対する非難が短文投稿サイト「ツイッター」やインターネット上で広まっている。大法院長(最高裁判所長官に相当)は同事件について、「国民が憤りを感じている。どのような経路でも解明する必要があると思う」と話した。事件を担当した裁判官はマスコミとのインタビューを通じ、判決の経緯を釈明した。
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