KBS『彼らが生きる世界』(監督:ピョ・ミンス、脚本:ノ・ヒギョン)の独特な“台本システム”が話題となっている。
それは、16話の台本を予め完了させ、出演者やスタッフには放送日程に合わせて4話ずつに分けて配っているというもの。
『彼らが生きる世界』の作家であるノ・ヒギョン氏は、既に2年前にドラマの企画を始めていたという。
ノ・ヒギョン作家は「私がまず台本を終えなければ進行しないという考えで、文章を書いている。最近は、話の大きな部分はそのままにしておいて、細かい味付けや文章を若干変えるといった一種の“字体検閲”を行っている」と語った。

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台本が予めでき上がっているおかげで、出演者たちは2~3週間前には受け取ることができ、より細かいキャラクターの感情を研究することができる。またスタッフたちは、ドラマに最適な場所やセットを準備し、制作することはもちろん、衣装などの細部にまで気を配ることができている。

演出家であるピョ・ミンスプロデューサーが4話ずつに分けて、台本を配るからため、台本は完成していても、出演者たちは結末を知ることができない。
この理由は、台本を予め配った場合、計算された演技が出てしまうが、それよりは自然な演技を重要視しているからだ。

製作会社であるYEG関係者は「台本を見てほしい気持ちがないわけではないが、俳優たちはピョ・ミンスプロデューサーの判断を100%支持している。4話ずつに分けて台本が用意されているため、演技練習をしながらもドラマの結末へ“楽しみ”と“緊張”をもっていられるからだ」と語った。
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