【ソウル21日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領の実兄の李相得(イ・サンドゥク)ハンナラ党議員が10日に東京で森喜朗元日本首相と会合し、韓日の経済・外交協力策について話し合った。同席したハンナラ党の李春植(イ・チュンシク)議員が21日、聯合ニュースの電話取材に対し明らかにした。
 李相得議員が駐日韓国大使館に対する国政監査のため訪日した際、森元首相に連絡して設けられた席で、韓日・日韓議員連盟の会長による初顔合わせの場となった。李議員は、米国発の金融危機が世界的な経済危機状況に広がっている状況で韓日の経済協力関係が重要だと強調し、日本の協力を要請した。これに対し森元首相は、韓国の経済構造はしっかりとしているが為替投機勢力が介入したようだと見解を述べた後、「麻生太郎首相に韓日経済協力への関心を想起させるよう話をする」と答えたという。

 また両者は、独島領有権問題で冷え込みを免れないでいる韓日外交について、未来志向的な発展方向と、そのための議員外交としての韓日・日韓議員連盟の活性化策に対し意見を交わしたとされる。

 2人は個人的にも親しい間柄といわれ、李議員が2月に大統領特使として訪日した時にも森元首相から厚遇されている。

 李議員は今回の訪日時、日本にある韓国企業の代表らと懇談し、韓国企業の抱える問題や要望事項などを聞いた。

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