指名手配時に公開された写真。左の写真が行方不明だった母娘、右がイ容疑者=10日、ソウル(聯合)
指名手配時に公開された写真。左の写真が行方不明だった母娘、右がイ容疑者=10日、ソウル(聯合)
【ソウル11日聯合】先月18日から行方不明になっていた、ソウル市麻浦区に暮らす母娘4人が10日、全羅南道和順郡の公園墓地に埋められていたのが発見された。指名手配されていた元プロ野球選手、イ・ホソン容疑者も同日午後に漢江で遺体で見つかったことから、事件の全容解明は困難になった。
 警察によると、公園墓地はイ容疑者の父親の墓所がある場所で、イ容疑者の要請を受け墓地に穴を掘ったという日雇い労働者が同日午後に警察に赴き、当時の状況を供述した。先月19日にある男から、公園墓地内に墓石を立てるため作業員3人を手配してほしいという連絡を受け、現場で明け方に穴を掘ったと話している。警察はこの供述を元に墓地一帯を捜索、10日午後11時ごろに遺体を発見した。遺体は比較的状態が良く、服を着たままそれぞれ大きなかばんに入れられていたという。警察は、4人が鈍器で殺害された可能性が高いものとみて、正確な死因を確認中だ。

 イ容疑者の遺体は10日午後3時ごろ、漢江でボートに乗っていた市民が盤浦大橋と漢南大橋の中間地点で発見した。遺体に外傷はみられず、自身が指名手配された同日午前に漢江に身を投げ自殺したものと警察は判断している。

 警察は今月3日に4人が行方不明になっているとの通報を受け、母親と親密な関係にあったイ容疑者による犯行が濃厚とみてその行方を追っていた。


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