韓国ソウルで17日、尹錫悦大統領はカナダのトルドー首相と会談を行なった(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルで17日、尹錫悦大統領はカナダのトルドー首相と会談を行なった(画像提供:wowkorea)
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領とカナダのジャスティン・トルドー首相は17日、中国について「非常に重要な経済パートナーだ」ということで認識を共にした。

尹大統領とトルドー首相はこの日の午後、韓国ソウルの大統領室で韓-カナダ首脳会談を行なった後、共同記者会見を開き「北朝鮮および中国に関する問題について意見を交わした」と明らかにした。

尹大統領は、“中国に対しどのように考えるか”という質問に「われわれは、基本的に国際社会において普遍的に受け入れられる規範・国際法規、そして両者間で結ばれた約束を守るいかなる国とも協力する準備ができている」と答えた。

つづけて「中国との関係においても、韓国と中国が互いに目指している価値と政治システムに違いがあることは事実だが、相互尊重と互恵の精神にしたがってわれわれが協力を図るべき国だと常に考えている」と語った。

また「私やトルドー首相も中国との協力に関し、このような基本的な方向においては互いに異見がないものと存じている」と強調した。

一方トルドー首相は、“中国に関して、どのような対話をかわしたのか”という質問に「われわれは、中国が全世界・域内において非常に重要な経済パートナーであることを認識している」としながらも「経済的問題のおいては競争しているが、(中国の)人権問題などにおいては時には異議を唱える必要がある。状況に合わせて対応する必要がある」と語った。

トルドー首相は、北朝鮮についても「北朝鮮の軍事的活動、核・ミサイルや核実験は単純に域内を不安的にするだけでなく、全世界を脅かしている」とし「カナダは “ネオン作戦”(瀬取り監視活動)を積極的に明らかにしており、航空機などを通じて国連対北制裁措置を積極的に支援している」と語った。

つづけて「われわれは、北朝鮮の人権改善のために努力している団体を支援していく」とし「北朝鮮住民たちは、おぞましい北朝鮮政権の最も直接的な犠牲者だ。これがまさに独裁政権の例を示しており、これは北朝鮮国内だけでなく隣国にも悪なる影響を及ぼしている」と指摘した。

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