仁川空港で出発前に記念撮影する緊急救援隊の消防隊員=7日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港で出発前に記念撮影する緊急救援隊の消防隊員=7日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部によると、地震により大規模な被害が発生したトルコへの緊急救援隊118人が7日夜、仁川国際空港から現地に出発した。 外交部や消防庁、韓国国際協力団(KOICA)、軍などの関係者からなる救援隊は、軍のKC300多目的輸送機でトルコ南部、アダナの空軍基地に向かう。 韓国政府はこの日、朴振(パク・ジン)外交部長官の主宰で官民合同の海外緊急救護協議会を開き、トルコへの緊急救援隊派遣を決めた。 政府は2013年にフィリピンで発生した台風や15年にネパールで発生した地震、18年にラオスでダムが決壊した事故などに緊急救援隊を派遣した。13年の台風ではフィリピンに第1~第4陣に分けて計127人を派遣したが、単独では今回トルコに派遣する人数が最大となる。 外交部の当局者は「トルコは朝鮮戦争に派兵した人数が4番目に多い友好国であり、わが国とは戦略的パートナー関係にあるため、両国の友好関係を踏まえ最大限多くの人数を派遣することになった」と説明した。 緊急救援隊はトルコ側の要請により、探索救助チームを中心に構成される。現地に派遣された他国の救援隊や国連側との協議を経て活動地域と任務を決定し、トルコ政府や国際社会と緊密に協力する予定だという。 このほか、政府はトルコに対し500万ドル(約6億6000万円)規模の人道支援を行い、医薬品など緊急支援物資を軍輸送機で届けることを決めた。 同様に地震の被害を受けた隣国のシリアには、国際機関から人道支援の需要が発表され次第支援を行う予定となっている。シリアは韓国と外交関係がなく直接連絡を取ることができないため、国際機関などを通じて支援が行われる見通しだ。
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