パク・ギョンソク全障連代表(左)と呉世勲ソウル市長(右)(画像提供:wowkorea)
パク・ギョンソク全障連代表(左)と呉世勲ソウル市長(右)(画像提供:wowkorea)
オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は2日、地下鉄デモを行ってきた全国障がい者差別撤廃連帯(全障連)との単独面談で「全障連の地下鉄遅延デモが80回に達し『なぜ、市民に迷惑をかけながらするのか』との否定的な意見に変わりつつある。違法な行動で市民に被害を与えるデモを自制してほしい」と述べた。

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呉市長はこの日、ソウル市庁8階懇談会会場でパク・ギョンソク全障連代表と行った面談で「地下鉄デモは出勤時間帯に保障しなければならない責務がある市長として容認できない段階に達した。脱施設予算を準備するために2000億ウォン(約210億円)近く今年増額したにもかかわらず、中央政府がしてくれたらという願いでデモをしている。今後、地下鉄の空間だけは自制してほしい」と述べた。

呉市長は「全障連はものすごい強者になった。定時性を生命とする地下鉄を84回も運行遅延させ、鉄道安全法にかなり違反した重犯罪だ。警察もパク代表をはじめとする全障連デモをする方たちをきちんと処罰できなかった。これほどの社会的強者はいない」と説明した。

続いて「(ソウル市は)全障連が追求する脱施設に対し、十分に予算許容範囲内で意志を持っている。そのような意志を信じて見守ってほしい」と付け加えた。

パク代表は「昨年、9号線でエスカレーターに乗って死んだのはソウル市の管理責任なので謝罪してほしいと言ったのに実現しなかった。国家が障がい者の死をあまりにも軽く見た結果だ」と述べた。

続いて「地下鉄移動権だけでなく、低床バス導入、市外移動バスなど、ソウル市はそれなりによくできているが、地域間問題は非常に不平等である。全障連問題は国家の責任に問題があるので、ソウル市長、企画財政部長官に要請したい。重さで見ると企画財政部の責任はさらに重い」と主張した。

パク代表は「基本的移動権を保障されるために22年叫んだ。我々が弱者なのか、強者なのか2分法的に見る問題ではなく、本当の強者である企画財政部に要請してほしい」と訴えた。

呉市長はこれに対し「全障連は障がい者脱施設、移動権を保障されることに全力を傾けているが、ソウル市と政府が用意しなければならない社会的配慮対象や弱者が数百、数千種類に達する点を理解してほしい。目標を達成するために地下鉄を止めることはやめてほしい」と繰り返し要請した。

パク代表は面談後、記者たちと会い「3日、地下鉄宣伝戦で搭乗デモをするかどうかを発表する」と予告した。

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