北朝鮮は5日にも海上の緩衝区域に向けて砲撃を行った。韓国・ソウル駅の待合室でニュースを見る市民=5日、ソウル(聯合ニュース)
北朝鮮は5日にも海上の緩衝区域に向けて砲撃を行った。韓国・ソウル駅の待合室でニュースを見る市民=5日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局によると、韓米の両軍は6日午前に韓国北部の江原道・鉄原で砲撃訓練を実施した。前日から実施している多連装ロケットシステム(MLRS)の発射訓練で、この日は24発を発射すると告知していた。北朝鮮は前日に続きこの日も海上への砲撃で対抗した。2018年9月の南北軍事合意によって設定された海上の緩衝区域に着弾したようだ。  北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部報道官は6日、「昨日に続き、きょう9時15分ごろから敵がまたも前線近くで放射砲と曲射砲を射撃する状況を呈した」としながら「前線砲兵区分隊に即刻、強力対応警告目的の海上実弾砲射撃断行の命令を下した」と明らかにした。また「敵側は前線近接地帯で挑発的な軍事行動を直ちに中断すべきだ」と主張した。 北朝鮮は前日も、韓米の砲撃訓練に対する警告を口実に、海上へ約130発の実弾砲撃を行った。
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