中国・広州市、新規コロナ感染者数「1万人」超える…海珠区の封鎖措置を延長＝中国報道

中国・広東省で、新型コロナウイルスの単日あたりの新規感染者数が1万人を超えた。

広東省衛生健康委員会の発表によると、11月17日の一日で新たに1万448人の感染者（感染確定1338人、無症状感染9110人）が確認された。

このうち広州市の感染者数が最も多くなっており、1241人の感染確定例と8989人の無症状感染例、計1万230人の感染者が確認されている。

これに先立ち、広州市当局は17日午後に新型コロナウイルス感染症予防対策に関する記者会見を開き、市内の感染状況について報告した。

前日16日には市内で8761人の感染者が確認されており、そのうち16人が社会面（隔離管理対象以外の一般コミュニティ）から見つかっている。感染者の90%以上が海珠（かいしゅ）区に集中した。

同区の副区長は会見で、「海珠区の一日あたりの新規感染者数は依然として高水準となっている」とし、「他の区にも感染が波及している事例が見られ、いまだ社区（コミュニティ）での感染拡大リスクが完全には断ち切られていない」と話した。

これを受け、市当局は海珠区の封鎖措置の実施期間を19日にまで延長した。

現在、広州市全体では6000人あまりの感染確定患者が指定病院で集中治療を受けている。このうち60代の男性1人が重症、80代の女性1人が重篤となっている。