10月31日、鑑識のため梨泰院の事故現場に向かう国立科学捜査研究院や警察の関係者=(聯合ニュース)
10月31日、鑑識のため梨泰院の事故現場に向かう国立科学捜査研究院や警察の関係者=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で10月29日夜にハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒するなどし、150人以上の死者が出た雑踏事故で、警察の特別捜査本部は2日、ソウル警察庁と梨泰院を管轄する竜山警察署、竜山区庁など8カ所の家宅捜索に入った。 警察が同事故に関して強制捜査を行うのはこれが初めてとなる。 事故を巡っては、発生の約4時間前から警察に危険を伝える計11件の通報が寄せられていたが、警察が積極的に対応に乗り出さなかったことが分かっている。捜査本部は事故当日の通報に関する資料やハロウィーンの警備計画の文書などを押収し、通報を受けた担当警察官が職務上の責任を果たしたか、各レベルの指揮官や勤務者が適切な措置を取ったかなどを調べる計画だ。 事故当日に竜山警察署が取った安全管理措置の適切性も検証する。同署がハロウィーンを前に機動隊支援を要請したもののソウル警察庁が拒否したとの疑惑も調べるとみられる。
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