中国、トラック運転手の「行動履歴」隠ぺい相次ぐ…新型コロナ感染拡大のリスクが=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国、トラック運転手の「行動履歴」隠ぺい相次ぐ…新型コロナ感染拡大のリスクが=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国では最近、新型コロナウイルスの市中内感染が広範囲で散発的に発生している。そんな中、北京や浙江(せっこう)省、河南(かなん)省など多数の地域でトラック運転手が自身の「行動履歴」を隠ぺいし、結果的に感染拡大のリスクをもたらした事案が相次いで起きている。

北京市ではトラック運転手の男Aが9月28日夜に北京市に入った際、高リスクエリアに滞在歴があるにもかかわらず、市の防疫対策規定に従わなかった。自分のトラックを運転手仲間の男Bに運転させ、自身は後部座席に隠れ、道中各所で行われていた「行動履歴」のチェックを避けて市内の農産物市場に品物を運び込んだ。

その後男Aは市場内にある飲食店、コンビニなどを利用していたが、その際に飲食店の責任者らが定められた防疫措置を実施しておらず、Aが訪れた場所に関連する多くの人が濃厚接触者として隔離されることになった。

この他にも市場従業員の防疫規定違反も発覚し、警察は男Aや飲食店責任者などを含め計8人を伝染病の予防及び防疫を妨害した疑いで刑事事件として立件した。

似たような事案は河南省でも発生しており、「行動履歴」を隠ぺいしたトラック運転手の男とその妻、手助けをした運転手仲間が摘発され、行政拘留処分を受けている。

浙江省では、携帯電話を複数使用し自身の「行動履歴」をごまかしていたとして、10月2日にトラック運転手の男と同乗者の女が立件された。同省では先月末にも同様のケースでトラック運転手の男1人が逮捕されている。
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