韓国ではこの5年間、1000か所を超える銀行の営業店舗が姿を消した(画像提供:wowkorea)
韓国ではこの5年間、1000か所を超える銀行の営業店舗が姿を消した(画像提供:wowkorea)
韓国ではこの5年間、1000か所を超える銀行の営業店舗が姿を消した。

韓国国会・政務委員会所属のカン・ミングク議員が金融監督院から入手した「国内銀行支店閉鎖および出張所への転換現況」によると、2017年からことしの8月までに閉鎖された国内銀行の支店は計1112か所であった。

年度別にみると、2017年に340か所・2018年に74か所・2019年に94か所・2020年に216か所・2021年に209か所が姿を消した。ことしに入っても、8月までに179か所が閉鎖されている。

銀行の支店が急激に減少したのは、インターネット・モバイルバンキングなど非対面取引の使用の増加、重複店舗の整理などによるものとみられる。

また銀行が支店を無くすかわりに「出張所」を置く場合も多かった。2017年からことし8月までの期間、出張所に転換された銀行の支店は計357か所であった。

カン議員は「店舗閉鎖は “銀行の自律的な経営事項”だというが、赤字でもない銀行が非対面取引の増加だけを理由に店舗を閉鎖するのは、公共性を排除したものだ」と指摘した。

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