黒竜江省ハルビンにある「731部隊犯罪証拠展示館」は、516部隊の部隊員の名前・生年月日・本籍・兵種・職級などがつづられた「関東軍化学部満州第516部隊」の名簿を、日本の敗戦77周年を迎えたことし公開した。
1945年1月に作成されたこの資料は敗戦後日本の厚生労働省が保管していたが、2017年に日本国立公文書館へと移管されたと、中国メディアは伝えた。中国の研究者たちが日本で発見した後に交渉の末確保したこの資料を、昨年4月に「731部隊犯罪証拠展示館」がもらい受け、分析過程を経て今回公開したのである。
「毒ガス部隊」と呼ばれる516部隊は1939年5月に関東軍技術部から独立し、中国の黒竜江省で化学兵器を開発した。516部隊の前身は、1937年8月に創設された関東軍技術部の化学兵器班であった。
「細菌部隊」として悪名の高かった731部隊に比べるとよく知られていないが、516部隊も中国軍の捕虜などを相手にした人体実験のような反人道的行為をしていたと、日本のメディアに報道されたことがある。
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