中国・四川省、殺傷事件を起こした「警察官」遺体で発見=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・四川省、殺傷事件を起こした「警察官」遺体で発見=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・四川省楽山(らくさん)市で26日に警察官の男が拳銃を発砲し2人を負傷させ、携帯していた凶器で3人を殺害した事件で、逃走していた警察官の李某容疑者が市内の山中で遺体となって発見された。

楽山市公安局は30日、市内の山中で男性の遺体を発見し、「DNA検査の結果、遺体の身元は李某容疑者であることが確認された」と発表した。死因は公表されていない。

中国メディア「澎湃新聞」の報道によると、李某容疑者が拳銃で負傷させたのは女性A氏とA氏の弟、凶器で殺害したのはA氏の子ども2人とその祖父(A氏の義父)であったという。李某容疑者とA氏は恋愛関係にあり、いくらかの金銭のやり取りも確認されている。

A氏が7月に別れ話を切り出し、2人は事件の起きた26日に話し合うため李某容疑者の自宅で会う約束をしていた。当日、A氏は弟B氏を連れて李某容疑者の自宅を訪れている。

李某容疑者はこの日勤務先の交番で当直勤務についていた。勤務中は拳銃の携帯が許可されている。同僚の話によると李某容疑者は「昼食を食べに自宅に戻る」と言って交番をあとにし、その後すぐA氏とB氏に対し発砲し、2人を負傷させたものと見られている。

発砲後に李某容疑者は車でA氏の子どもたちのもとに向かい、携帯していた凶器で子ども2人とその祖父を殺害した。

事件発生後、公安当局は捜査員5000人あまりを動員し、逃走した李某容疑者の行方を追っていた。

現在詳細は明かされていないが、負傷した2人のうち1人は容体が安定しており、もう1人は「治療が続いている状態」だという。
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