北朝鮮の記念行事に登場した新人歌手キム・リュギョン(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の記念行事に登場した新人歌手キム・リュギョン(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の公演で新人歌手が登場し、韓国でも話題になっている。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 北朝鮮で7月27日、ピョンヤン(平壌)祖国解放戦争勝利記念塔の前で行われた朝鮮戦争休戦協定締結記念行事に新人歌手が姿を現した。

 公演で一番注目された新人歌手はチョン・ホンランとキム・リュギョン、ムン・ソヒャンだ。

 1日、朝鮮中央テレビの中継を見ると、歌のタイトルと歌手の名前を別途、字幕表示している。

 チョン・ホンランは「かわいい子」、「誰が私に教えたのか」、「私の一生」といった宣伝歌謡を披露。キム・リュギョンは、「私は分かった」、「人生の栄光」、「戦勝の祝砲よ、言え」を歌い、ムン・ソヒャンは「戦士の歌」、「祝福の歌」を披露した。

 特に3人はヘアスタイルと衣装で観客に衝撃を与えた。チョン・ホンランは、前髪を眉毛の上で一直線にそろえ、キム・リュギョンは少しレイヤーの入ったおかっぱヘアに西欧的な目鼻立ちを強調するメイクをした。

 また朝鮮中央テレビの中継では3人の所属楽団は紹介されなかった。

 この日、モランボン楽団、チョンボン楽団、サムジヨン管弦楽団、国家功勲合唱団が参加したが、3人はその中のいずれかに所属していると予想される。

 団員の大部分は幼年時代から英才教育を受け、クムソン学院や平壌音楽舞踊大学などでエリート芸術教育を受けているという。

 北朝鮮は住民の“精神武装”のために新人歌手を公開したと見られる。若者が韓国の文化などに染まらないよう、自国の新たな芸術家を披露したのだ。

 ことしは、新人女優リ・ヒョシム主演の連続テレビドラマ「最後の一粒」が中央テレビで放送され、6年ぶりに新しい芸術映画「一昼一夜」が公開されたりもした。

 一方、北朝鮮で有名な歌手出身だと言えば、キム・ジョンウン(金正恩)総書記夫人のリ・ソルジュ(李雪主)氏や朝鮮労働党副部長のヒョン・ソンウォル氏が挙げられる。

 李夫人は最高指導者の妻になる前、人民保安省(現社会安全省)傘下の内務軍(現社会安全軍)の協奏団を経て銀河水管弦楽団の独唱歌手として活動した。ヒョン副部長は最近、金総書記の至近距離で補佐をしている。


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