「野党議員の妻、自治体法人カード疑惑」の参考人が死亡…死因確認へ＝韓国

韓国革新系野党「共に民主党」のイ・ジェミョン（李在明）国会議員の妻、キム・ヘギョン（金恵景）氏が京畿道庁の法人カードを流用した疑いに関連し、参考人として調査を受けた40代男性が自宅で亡くなっているのが発見された。

　27日、京畿南部警察庁反腐敗捜査隊によると、26日正午頃、A氏はスウォン（水原）市ヨントン（霊通）区の自宅で死亡した。

　警察は外部から侵入した痕跡がない点とその他の現場状況などから見て、A氏が自殺したものと判断している。現場で遺書などは見つかっていない。連絡が取れなかったA氏の知人が119番に通報し、出動した消防隊員が家の中で死亡しているA氏を発見したという。

　金氏の側近と知人関係にあったA氏は、最近になって京畿南部庁で一度調査を受けていたことが分かっている。

　しかし、警察はA氏が被告人ではなく参考人の身分で調査を受けており、被疑者になる可能性もまったくなかったと説明した。

　警察関係者は「A氏はこの事件と関連した数多くの参考人の1人に過ぎない。その後召還する計画もなかった」と述べた。

　警察はA氏の遺体を国立科学捜査研究院に解剖するよう依頼し、正確な死因を明らかにするという。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556