KAISTのチョ・グァンヒョン教授(右)からの説明を受ける、在韓国日本国大使館の科学技術担当官内定者(左)と同科学技術担当官(中央)(画像提供:wowkorea)
KAISTのチョ・グァンヒョン教授(右)からの説明を受ける、在韓国日本国大使館の科学技術担当官内定者(左)と同科学技術担当官(中央)(画像提供:wowkorea)
在韓国日本国大使館の科学技術担当官が21日、韓国科学技術院(KAIST)と韓国航空宇宙研究院を訪ね、科学分野でも実質的な日韓関係の改善につながるかに注目が集まっている。

日本の科学技術担当官が韓国の研究現場を訪ねるのは、3年ぶりとなる。担当官はこの日、研究現場を見学。日韓が互いに協力できる分野を模索し、両国の専門家をつなぐための架け橋の役割を担うとした。

日本は世界の主要国の科学技術の現状と関連政策の動向を把握し、協力を模索するため、科学技術担当官を派遣してきた。韓国には2007年から、科学技術担当官を置いている。韓国の関係者に日本の最新研究動向をニュースレターで個別に伝え、福島の処理水とった両国間の問題を科学的に説明するための努力も続けている。

この日、在韓国日本国大使館の科学技術担当官と科学技術担当官の内定者は、KAISTのチョ・グァンヒョン教授が研究する、がん細胞を正常な細胞に戻す技術について紹介を受けた。続いて韓国航空宇宙研究院では、人工衛星の組み立て現場を見学。イ・サンリュル院長と宇宙探査に関しての日韓協力や、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)との協力などについて議論した。

科学技術担当官は「数学のノーベル賞と呼ばれる『フィールズ賞』を受賞したホ・ジュニ教授に、広中平祐教授が影響を与えたように、日韓協力の優れた事例が多い」と述べた。

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