労組は19日に賃金交渉の暫定合意案に対する投票を実施した。開票作業の様子(労組提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
労組は19日に賃金交渉の暫定合意案に対する投票を実施した。開票作業の様子(労組提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【蔚山聯合ニュース】韓国の自動車大手、現代自動車の労働組合は19日、組合員全体を対象に今年の賃金交渉の暫定合意案に対し賛否を問う投票を実施したところ、賛成61.9%で可決されたと明らかにした。これにより同社は4年連続で、ストライキが実施されることなく労使交渉が妥結した。 暫定合意案には月額賃金(基本給と手当)の10万8000ウォン(約1万1400円)引き上げや成果給・激励金(月給の300%)プラス550万ウォン支給、20株の株式支給などが盛り込まれている。 これとは別に労使は、蔚山工場内に電気自動車(EV)専用工場を2025年までに建設すること、来年上半期に生産・技術職を新規採用することにも合意した。 現代は2019年以降、ストを経ることなく労使交渉が妥結している。4年連続は同社で初めて。昨年までは韓日の貿易問題や新型コロナウイルス禍などを踏まえストを回避した。今年はロシアによるウクライナ侵攻のリスクのほか、半導体不足に伴う納車待ちの長期化に目を背けることができないとの認識で一致したようだ。
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