大統領室関係者はこの日の午後、ヨンサン(龍山)大統領室ブリーフィングルームで記者団に対し「(その方は)キャンプの時から参加して仕事をし、その当時の献身と能力が認められ、大統領室に合流して一緒に働くことになった」とこのように述べた。
この関係者は「大統領室で人を選ぶ時は公開採用をしたり、キャンプの時に働いた方たち、知り合いの方たちを公的な過程を通じて採用している。私の知る限り、どの大統領室も同じだ」と強調した。
さらに「私的採用というフレーム自体が最近になってかなり問題があるように報道されているが、そのようなこととは関係ない」と線を引いた。
「採用経緯についてより具体的に説明してほしい」という要請には「大統領室には非常に様々な背景を持つ職員たちがいる。ある職業をしていて辞めて来られた方もいれば、政府部処から派遣された方たちもいれば、キャンプで仕事をして引継ぎ委員会を経て来られた方もいる」と述べた。
続いて「皆さん、様々な縁で採用の過程を経て入ってくる。その過程は非常に公正な過程であり、適法な手続きで入ってくると思う。その過程がきちんと知らされていなかったためにそのような誤解をされているようだ。実際にはそうではない」と再度強調した。
これに先立ち、オーマイニュースは尹大統領の40年来の知人の2人の息子が大統領室の市民社会首席室に勤めているとして、公的な席を私的な縁で埋めたという疑惑を提起した。
これに対してカン・インソン(姜仁仙)大統領室報道官は「尹錫悦政府大統領室は不公正な私的採用をしていないという点を明確にする」と主張した。
姜報道官は書面ブリーフィングを通じて「最近、一部メディアで『私的採用』と報道された人たちは選挙キャンプから活動し、各自の席で献身して大統領選挙勝利に貢献した。そして各自の能力と力量に合わせて公正に採用された」と反論した。「それなのに彼らの採用をあたかも私的な縁で採用されたとし、私的採用と規定するのは事実と合わない」とも述べた。
また「今後、大統領室は国民が気になっている部分については正確な事実関係で疎通し、一部報道に誤った点があれば正す。尹錫悦政府の核心価値である『公正』を守るため、すべての努力を尽くす」と付け加えた。
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