開会の辞を述べる成氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
開会の辞を述べる成氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースと統一部が共催する「2022朝鮮半島平和シンポジウム」が24日、ソウル市内のホテルで開かれた。聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長は開会の辞で、「『コリアリスク』を解消するとともに米・中・ロの覇権競争がわれわれに及ぼす副作用を最小化しなければならない時期」として、「聯合ニュースは国家基幹ニュース通信社として韓国が外交・安全保障・経済危機の波を乗り越え、自由と平和、繁栄に寄与する世界の中枢国家へ進む道を共にする」と述べた。

 成氏は「北(朝鮮)の核保有の意志がさらに鮮明になり、朝鮮半島の平和と繁栄に向けた道は一層暗くなっている」として、「ウクライナ戦争によるいわゆる『新冷戦』が始まり、米中の覇権争いは日増しに激化している」と指摘。「われわれは弱かった過去とは異なり、先進国の地位に到達した」とし、「弱小国の綱渡り外交ではなく、われわれの運命をわれわれ自らが開拓しなければならない」と強調した。

 シンポジウムは「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領時代、米・中・ロシアの覇権競争―朝鮮半島の未来は」をテーマに開かれた。


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