好調の背景にあるのが、米アップルによるiPhoneの販売好調だ。インフレにより中低価格のスマホ需要は減っているが、「iPhone13プロ」「iPhone13プロマックス」など高価格モデルの販売は堅調だ。高価格モデルには高画素カメラモジュールが搭載されるため、LGイノテックの平均販売価格(ASP)はより上昇する。ここに昨今のウォン安効果まで重なり、実績が上向いた可能性が高い。
昨年における同社の売上高中、80%はスマホ用カメラモジュールを生産する光学ソリューション事業部が占め、うち75%はアップルからの売り上げとなる。
下半期の展望はさらに明るい。アップルは下半期に「iPhone14」を販売予定だ。フラグシップモデルで、背面カメラは4800万画素に達するとみられる。アップルは背面だけでなく、前面もLGイノテックからの供給を受けている。
DB金融投資のクォン・ソンリュル研究員は「iPhoneのフラッグシップモデルの市場シェアが拡大しているため、LGイノテックの光学ソリューション事業部は今後、急速な実績改善が見込める。営業利益率も、上半期の平均7%から、下半期には8%まで上昇するだろう」と展望した。
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