WTO、閣僚宣言採択「食料安全保障やコロナワクチンの知的財産権一部放棄」(画像提供:wowkorea)
WTO、閣僚宣言採択「食料安全保障やコロナワクチンの知的財産権一部放棄」(画像提供:wowkorea)
世界貿易機関(WTO)が17日(現地時間)、食糧安全保障とコロナワクチン知的財産権の一部放棄、不法漁業に対する補助金禁止に関する協定に合意した。

ロイター通信によると、WTO加盟国は同日、スイス・ジュネーブで行われた交渉の末、食糧安保と保健などに関する6つの合意案を可決した。

今回の貿易協定にはアフリカなど発展途上国にコロナワクチンの知的財産権の一部放棄、水産資源保護のために不法漁業に対する補助金を規律する内容も含まれている。

両案件とも立場の違いが分かれ、合意に達するのが難しい問題だった。発展途上国がワクチンを生産し輸出することを許容するワクチンの知的財産権に対する協定は、ほぼ2年間WTO内で対立していたとロイター通信は伝えた。不法漁獲に対する補助金を制限する協定は以前に比べて一歩進んだもので、世界的な乱獲を減らす効果を出すものと期待されている。

オコンジョイウェアラ事務局長は「皆さんが到達した一連の合意は全世界の人々の暮らしに変化をもたらすだろう。この結果はWTOが実際に時代の非常事態に対応できるということを示している。」と述べた。
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