ソウル市内のガソリンスタンド。レギュラーガソリン価格(上)などが表示されている=14日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内のガソリンスタンド。レギュラーガソリン価格(上)などが表示されている=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世界的なエネルギー価格の上昇を受け、韓国でもガソリンや軽油価格の高騰が続いている。韓国石油公社の情報サービスによると、15日午前11時時点の全国のレギュラーガソリン平均店頭価格は1リットル当たり2087.88ウォン(約218円)で、前日比4.21ウォン上昇した。軽油価格は前日比3.48ウォン上昇した2085.46ウォンだった。 ガソリンと軽油の価格は連日過去最高を更新している。 ガソリンの平均店頭価格は11日に2064.59ウォンを記録し、2012年4月18日(2062.55ウォン)以来10年2カ月ぶりの高値となった。 軽油価格は先月12日に1953.29ウォンと、08年7月16日(1947.74ウォン)以来の高水準を記録した。 上昇幅はさらに拡大しており、当分の間高止まりが続くとみられる。 今月1日のガソリンと軽油の価格はそれぞれ1リットル当たり2015.37ウォン、2009.47ウォンだったが、2週間でそれぞれ70ウォン、78ウォン以上上昇した。軽油価格は8日の2030ウォン台から13日には2070ウォン台と、1日に約10ウォンずつ上がっている。 ガソリンと軽油の価格は、ロシアのウクライナ侵攻による石油製品の供給不足の影響で急騰している。ロシア産石油製品に対する世界各国の制裁が続き、供給の不確実性はさらに高まっている。 また、原油の在庫が減少する中で中国主要都市のロックダウン(都市封鎖)が緩和されたことと米国のドライブシーズン(6~8月)の到来で需要が増えており、ガソリン・軽油価格の高騰はしばらく続く見通しだ。
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