海外旅行客増加に「アフリカ豚熱流入防止検疫強化」=韓国(画像提供:wowkorea)
海外旅行客増加に「アフリカ豚熱流入防止検疫強化」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では今後、海外旅行客が再び増えると予想されるにあたり、アフリカ豚熱(ASF)など、動物感染病ウイルス由来の流入を防ぐため検疫を強化する。

農林畜産食品部は、海外悪性家畜感染症流入防止のため、国際空港・港湾を事前現場点検するなど、国境検疫を強化する方針だと17日明らかにした。

国際線のフライト数はこれまで新型コロナ流行で急減したが、段階的な入国規制緩和により、来月から本格的に増加することが予想されている。

農林畜産食品部は、2018年8月以降、中国など周辺国でASFが発生すると、海外旅行客の所持品からの流入を遮断するため、仁川空港に農畜産物検疫専用X線(X-ray)10台と検疫探知犬を追加確保するなど、検査能力を備えたことがある。

新型コロナで中断された国際航空路線などの運航再開と増加に備え、国際空港・港湾の国境検疫体系を事前に点検する計画だ。 ASF発生国の航空路線は集中的に検索し、現場検疫の死角地帯がないよう、国境検疫体系を再整備する。

韓国入国時、携帯畜産物を持ち込む可能性が高い外国人労働者、移住民、留学生など対象に産業人力公団、地域多文化センター、大学などと広報を強化する。海外旅行客が所持する農畜産物を申告しない場合、最大1000万ウォン(約100万円)まで過料を課す計画だ。

搬入禁止対象の畜産物は、肉類、ハム、ソーセージ、豚足、スンデ(腸詰の一種)などである。

ASF発生国産の豚肉や関連製品を持ち込む場合、一次500万ウォン(約50万円)、二次750万ウォン(約75万円)、三次1000万ウォン(約100万円)、その他畜産物は一次100万ウォン(約10万円)、二次300万ウォン(約30万円)、三次500万ウォン(約50万円)の過怠料が追加される。

外国人が過怠料を未納する場合、再入国禁止と滞留期間審査強化など、制裁措置をすることになる。

ビョン・サンムン農林畜産食品部検疫政策課長は「海外旅行時、現地農場訪問および畜産物の韓国内搬入を控えるべきだ」とし「ASFの韓国内流入を防止するため、空港・港湾国境検疫をきちんと推進していく計画」と述べた。

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