「アート釜山2022」を観客たちが見回っている(画像提供:wowkorea)
「アート釜山2022」を観客たちが見回っている(画像提供:wowkorea)
韓国・プサン(釜山)市のコンベンションセンター「BEXCO」で、アートショー釜山が主催し、文化体育観光部(部は日本の省に相当)と釜山観光公社(代表:イ・ジョンシル)が後援で開催した「アート釜山2022」が、熱狂的な興行を見せた。会場にいた有名ギャラリーの代表たちは会うや否や「初日からほぼすべて売れました」と言うほどだった。

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 今月15日に閉幕した「アート釜山」は、VIPプレビューだけで1万2000人、13日から15日までの3日間で9万人が訪れ、観客総数は10万2000人で、予想販売額600億ウォン(約60億円)を超える760億ウォン(約76億円)の販売を記録した。「アート釜山」は史上初めて昨年350億ウォン(約35億円)の販売を記録し、歴代級の実績で美術市場旋風をスタートさせた展示会だ。

 ことしの「アート釜山2022」の旋風は、中低価格を形成した若い作家と彼らの価値を先に見出した20~30代を中心としたMZ世代の参加と観覧によって勢いを増した。昨年から美術市場の構図変化を導いてきた若いコレクターが美術旋風のリーダーであると同時に、ファンから全面的に支持された若い作家たちが美術市場を動かすグループとして認識されるきっかけになった。

 一方、ことしの「アート釜山」には21か国から計133のギャラリーが参加。国外のギャラリーは32か所中21か所が初めての参加となった。日本からは、ART COLLECTION NAKANO、Contemporary TOKYO、GALLERY EDEL、SH GALLERY、TOMOHIKO YOSHINO GALLERYが参加。特に広い通路と共に超大型ベンチを設置して観客の疲労を和らげるなど、高級ギャラリーに来た感じの展示環境の改善も好評を得た。

 「アート釜山」のソン・ヨンヒ理事長は「ことしはプレミアムアートフェアとして、さらに多彩なプログラムと見どころを準備し、VIPたちの反応がものすごく良かった。昨年から流入しているMZ世代の美術市場に対する熱い関心とコレクターたちによる購入の熱気を改めて確認することができた」と明らかにした。

 様々なプログラムも用意された。会場のあちこちでは、Jean Prouve、ペク・ナムジュン、Auustin LEEなどの有名な作家の作品で構成された14の特別展が行なわれた。また美術分野のNFT専門家たちは「NFTアートの登場と関連の話題」をはじめ、6つのテーマを議論し、「BTS(防弾少年団)」メンバーのRMや女優チョン・ジヒョンも会場を訪れて注目された。

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