614億を横領したウリィ銀行職員 金融委員長表彰の取り消しを検討=韓国(画像提供:wowkorea)
614億を横領したウリィ銀行職員 金融委員長表彰の取り消しを検討=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の金融委員会が約614億ウォン(約61億円)の資金横領の疑いで捜査を受けているウリィ銀行職員A氏に、過去授与した表彰を取り消す手続きを踏んでいる。

金融委員会関係者は5日、A氏に授与した委員長表彰と関連して「内部で取り消し手続きを検討中」と明らかにした。

先立って金融委は2015年末、ウリィ銀行企業改善部所属のA氏に委員長表彰を授与した経緯がある。デウ(大宇)エレクトロニクスの売却過程を問題視し、イランのダヤニが側が提起した国際投資紛争(ISD)が本格化すると、A氏が関連業務をうまく処理したという趣旨だった。

叙勲法第8条によれば「叙勲功績が偽りであることが明らかになった場合」に該当する時、既存に授与した叙勲を取り消すことができるよう規定している。 政府省庁が授与した表彰もこれに準じて取り消すことができる。

一方、警察はA氏を特定経済犯罪加重処罰法上横領疑惑で拘束し捜査している。 A氏は2012年10月12日、2015年9月25日、2018年6月11日など3回にわたり計614億5214万ウォン(暫定)を横領したことが明らかになった。 該当横領金は、かつて大宇エレクトロニクスの売却に参加したイラン家電メーカーのエンテックハブがウリィ銀行に返さなければならない契約保証金だという。

A氏は先月27日、ウリィ銀行が警察に告訴すると自首し、同月30日拘束された。 横領額の一部をニュージーランドゴルフ場リゾート開発事業に投資したA氏の弟も共謀の疑いで兄とともに拘束された。

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