フランス大統領選挙が2日後に迫った中、マクロン大統領と保守性向のルペン国民連合候補の支持率格差が誤差範囲まで縮まった。マクロン大統領とルペン候補は、2回目の決選投票で対決するものと見られる。

 8日(現地時間)、マクロン大統領はRTLラジオとのインタビューで、最近公開された世論調査で2位のルペン候補との格差が微々たるものであることが分かり、選挙運動の開始を遅らせたことに遺憾を示した。

 フランス大統領選挙を控えた世論調査で、1か月前まではマクロン大統領がルペン候補を10ポイント以上リードしていた。しかし、今月6~7日の2日間、フランスの世論調査機関BVAが1501人を対象に実施した調査では、マクロン大統領の支持率が26%、ルペン候補の支持率が23%となり、誤差範囲内の3%にまで縮まった。

 ロシアのウクライナ侵攻直後には、マクロン大統領の支持率が上がったが、戦争が長引いてフラン ス国民はコロナ以降、経済状況とインフレに注目している。その隙を狙って極右性向のルペン候補は、フランス人の購買力を高めると訴えている。

 マクロン大統領はこれに先立ち、ル・パリジェンヌとのインタビューで、ルペン候補の福祉政策を非難し、「ルペン候補のプログラムは、全世界の投資家を離れさせ、予算をかけずに大規模な失業を引き起こすことになるだろう」とし、「彼女の基本姿勢は変わっていない。社会分裂を引き起こす人種差別的な問題があり、非常に残忍だ」と述べた。

 これに対してルペン候補は、「マクロン大統領は、正確に知りもしないのに批判する」と答えた。 彼はフランスのラジオインタビューで「彼は私の番組をよく知らない」と答えた。

 フランスの大統領選挙は今月10日に行われるが、ここで50%以上得票した候補がいない場合、2週間後の24日に1位と2位の候補同士で決選投票を行う。
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