<インタビュー>ドラマ「気象庁の人々」好評の女優パク・ミニョン、自身の恋愛観などについて語る(画像提供:wowkorea)
<インタビュー>ドラマ「気象庁の人々」好評の女優パク・ミニョン、自身の恋愛観などについて語る(画像提供:wowkorea)
※一部あらすじ・ネタバレになるような内容が含まれています。

パク・ミニョン の最新ニュースまとめ


 「オフィス物の不敗女神」と呼ばれる韓国女優パク・ミニョンが、年齢に合うキャラクターを演じて良い反応を得たようだと感想を伝えた。

 今月3日に放送を終了したJTBCドラマ「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?! 」(以下、「気象庁の人々」)でパク・ミニョンは、気象庁総括2チームの総括予報官チン・ハギョンを熱演。10年間恋愛してきた相手に裏切られて結婚が破談となり、二度と社内恋愛をしないと誓うが、もう一度社内恋愛をすることになり、すれ違う結婚観など現実的な悩みを描いて視聴者の心に深く入っていった。

 パク・ミニョンは、ヘラルドPOPとのインタビューで「今回、体感としてひときわ多くの方が見てくださっていたようです。本当に母の友人たちまでご覧になっていると聞き、少しファミリードラマの感じが出たのではないかと思いました。若い層を対象にする作品を主にやってきたんですが、今回はいろんな年齢層が見ることのできるドラマだったと思います」と語った。

 「気象庁の人々」は韓国ドラマで初めて気象庁を背景にしたドラマだ。パク・ミニョンは、総括予報官を演じるために、専門用語や気象庁に対する全般的な知識を習得しなければならなかった。「資料が非常に貴重なものばかりなので、ドキュメンタリーばかり繰り返し見続けるしかなかったんです。直接見学にも行きました。気象庁の雰囲気や人たちの話し方、難しいセリフを言ったが、普段私たちが使う日常用語のように自然に見えるようにするため、本当にたくさん練習して、最大限力を抜く練習をしました。実際の気象庁を見てもらいたかったんです」と説明した。

 続けて「ハギョンというキャラクターは賢くてエリートコースを歩んできた人だから、周りからの嫉妬も多かったと思います。私よりはるかに先輩の方たちが部下にいる場合が多くて、このキャラクターを冷静に生み出せることもあるだろうけど、社会生活をしながら作られた性格も確かにあると思いました。状況において与えられた役割をしていたら、仕方なく楽しくても楽しそうに見せず、浮いても浮いてないようにする自分なりの形があるのではないかと思って、感情の高低をなくして最大限マットに表現しました」と役作りについて明かした。

 「気象庁の人々」は、前半のスピード感ある展開と視聴者を“だます”ような驚きの状況によって熱い反応を得た。しかし後半になるにつれ、もどかしい展開が続き、ハギョンとシウ(ソン・ガン扮)のロマンスに期待していた視聴者からがっかりする声が上がった。

 このような反応についてパク・ミニョンは「私は作品を見るとき、視聴者の立場で見ようと思っています。キャスティングされて、4話まで脚本が出て、5~6話の初稿まで出た時に出演を決定することにしました。私も4話まで本当に面白くて、興味深くて、このキャラクターをうまくできると確信して決めたんですが、内心、心配もありました。こうして暴走機関車のように疾走していたら、いつの間にか、ためらったりするような不安があるんです」と正直気持ちを伝えた。

 そして「このドラマに出てくる『毎日晴れの日ばかり続いたら砂漠になる』というセリフのように、楽しい部分が前半にあったら、二人にやってくる試練もあるはずです。だからもどかしくて『あの二人、どうして進展しないんだろう』と思った部分が視聴者の方たちにあったんだと思うし、私もそうでした。事前制作の特性上、私も同じようにもどかしく思いながら、晴れる日も来るだろうという希望を持って演じました。幸いにも最終回で再び太陽がばっと差してくる感じでうまく終えられたと思っています」と語った。

 劇中、ハギョンは、自分を裏切って他の女と結婚した元カレのギジュン(ユン・パク扮)とクールな友人関係を続ける。実際のパク・ミニョンだったらどうなのか。

 「私は非常に韓国人っぽいタイプだと思います。私にそんな悪いことをした男性とは二度と目も合わせたくありません」ときっぱり答えた。

 続けて「シウが非婚主義で、ハギョンは絶対に恋愛の末には結婚という価値観を持っていました。私には両方あります。恋愛の末には結婚じゃないかという考えがありつつも、まだ準備ができていないから非婚主義に近いので、二人とも理解できました。ファンタジーと現実、両方を逃したくないというとても自己中心的な人だってことに気付きました」と言って笑った。

 今回、パク・ミニョンにとって3つ目のオフィス物だった。パク・ミニョンが出演するオフィス物は信じて見れば大丈夫という反応が多い。自負心や満足感はあるのだろうか。

 「そんなことは全くありません。私の年齢に合わせていっていると思います。若い時は学園物も多かったし、中間には時代劇や成長物もやってきました。今は私の年齢に合わせてオフィス物をたくさんお見せしていたら、いい結果につながったようです。10年後ぐらいには、また分かりませんよ。『内助の女王』をやっているかも。私は自分の年齢に合わせていくの一番いいと思っています。今はそれが一番合うし、一番共感できるし、キャラクターによく溶け込めるので反応がいいのではないでしょうか」と謙遜した。

 同時に「ロコクイーン」という修飾語に合う強みについて「恥ずかしいセリフを私が言うと、あまり変に聞こえないとこれまでの監督に褒められました。ただ図々しく吐き出せばいいんだそうです。それが強みですね。私も普段からいたずらが好きですし、コメディージャンルに特化した性格です。働いている時は違いますが、そういったことが、ひょいと飛び出るときに長所が発揮されるみたいです」と分析した。

 続けて「今回の作品はロマンスの部分が非常に少なかったじゃないですか。オフィスロマンスというより、オフィスヒューマンのほうが大きくてロマンスが小さかったです。だから良いこともありましたし、好評を得たのではないかと思います。毎回、ロマンスだったら飽き飽きするでしょうけど、少しだから小さくて大事なものって感じでした。次の作品や私の力量をもっとお見せできる作品に出会えたら、もっときちんとお見せしたいですね」と笑みを浮かべた。

 パク・ミニョンにとって「気象庁の人々」はどんな作品だったのだろうか。

 「気象庁の人というのを間接的に経験したんですが、本当に勤務していたような心身ともに一番大変だった作品として記憶に残っていくと思います。フル事前制作が初めてのせいか悩みも多く、熱心に研究しました。毎晩眠れないほどたくさん勉強しながら課題をこなしていくように撮影した作品なので、私にとって一番難しい宿題の一つでした。無事に終わることができて本当によかったです。難しい問題が解けた時の快感もあるので、私にとって良い経験になったと確信しています」と振り返った。

 最後にパク・ミニョンはこれまで17年間の女優生活を振り返りながら「韓国の天気のようです。春、夏、秋、冬がはっきりあり、時には台風、干ばつ、洪水もあるじゃないですか。私もそれぞれの年齢で経験する全てのことを経験したと思います。私の日記を全て公開できませんが、常に中では戦っていました。これから外国でドラマを撮りたいですね。冒険や挑戦するのが好きなので、特に好き嫌いはありません。雑食と言うのかしら。私が好きで、欲も出てきて、うまくできると確信のあるキャラクターに出会えたら、どんな国でもどんなジャンルでもどんなプラットフォームでも全て挑戦するつもりです」と明かした。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 5