国際的な原材料価格が下半期に安定、原油は1バレルあたり80ドルとの展望=韓国貿易協会(画像提供:wowkorea)
国際的な原材料価格が下半期に安定、原油は1バレルあたり80ドルとの展望=韓国貿易協会(画像提供:wowkorea)
韓国貿易協会国際貿易通商研究院が5日に発行した「主要な原材料に関する供給網の構造分析および価格上昇による影響」によると、世界の原材料供給においてロシア産とウクライナ産が占める割合は、多くの品目で20%未満にとどまることが明らかになった。

同研究院が主要な11の原材料の供給について調査した結果、ロシアとウクライナが世界で占める割合が高い品目は、クリプトン(80%)、ネオン(70%)、パラジウム(42.9%)、小麦(26.6%)の4つだった。

同報告書では「ロシアのウクライナ侵攻で主要な原材料の供給に支障が出ても、大部分の原材料は大きな影響を受けないだろう」と説明した。

実際、原油と石炭、アルミニウムなどの原材料価格は、上昇傾向にあった3月初めから10%以上下落し、早期に安定した。とくに石炭価格は3月2日の1トンあたり440ドル(約53910円)から、4月1日には同258.8ドル(約31713円)へと40%以上下落した。

報告書は「価格急騰後、最近は相場に大きな動きがない原材料価格は下半期、戦争への不安心理の緩和や在庫の増加により、下落傾向が鮮明になる」と展望した。

戦争の不確実性が残る一方、ことし10~12月期の原油価格は1バレルあたり80ドル(USD、約9800円)へ、また石炭は1トンあたり150ドル(約18378円)へ、それぞれ下落する予想だ。


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