「全身が砕けるかと」…オミクロン株の症状、千差万別…その理由は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「全身が砕けるかと」…オミクロン株の症状、千差万別…その理由は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国での新型コロナウィルスの累積感染者が1000万人を超えるなか、オミクロン株に感染した数百万人の感染者ごとに症状とその程度が異なることが分かった。

新型コロナウィルスのオミクロン株は、その症状が比較的軽いことが知られているが、一部の感染者では重篤な症状を経験することもある。

オミクロン株に感染してから完治したという40代のAさんは「全身が砕けるような苦痛を味わったのは初めてだった。味覚も40%ほどしか戻っていない」と話した。別の完治者は「救急車を呼ぶべきかと思うほどベッドから起き上がるのがつらかった」と語った。

一方で、「風邪のような症状だった」という人も多かった。

30代の完治者Cさんは「ひどく体調を崩した時よりは楽だった」と話し、Dさんは「インフルエンザ程度の症状で、あまりしんどくなかった」と話した。

オミクロン株の流行以降、感染者は概して喉の痛み、鼻づまりを訴えることが多いが、頭痛や筋肉痛、嘔吐の症状など、感染者によって現れる症状はさまざまだ。

このように症状が人によって千差万別になる理由は何だろうか。

これについて専門家らは「個人の免疫力、感染当時の健康状態などによって症状が違う可能性がある」と説明した。

米ワシントン医科大学の研究によると、オミクロン株は肺ではなく主に気道の上の方で感染が進行する。そのため、ウイルスが肺にまで浸透していたアルファ株やデルタ株ほど深刻な問題を引き起こすわけではない。

ウイルスから体を保護するために作られる自家抗体が免疫体系の異常を起こし、後遺症が発生するという研究結果もあるが、まだ正確な原因は明らかになっていない。ただし、年齢や基礎疾患の有無によって、症状や程度が変わるという。

最近、韓国国内の新型コロナウィルスの新規感染者は連日30万〜60万人に達するほどの感染拡大傾向が続いており、死者と重症者も増加傾向が続いている。

オミクロン株の症状の程度は人によって違うが、ひどい場合、深刻な後遺症に苦しむこともあるだけに、医療陣は「新型コロナウィルスを普通の風邪とみなすのは無理がある」とし、より徹底した個人レベルの防疫が必要だと助言した。
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