ソウル駅前の広場にある新型コロナの検査所で順番を待つ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル駅前の広場にある新型コロナの検査所で順番を待つ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は22日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から35万3980人増えたと発表した。1日当たりの新規感染者は前日より14万4815人多い。

 新規感染者数は17日に62万1281人と最多を記録した後、4日連続で減少したが、再び増加に転じた。

 ただ1週間前の15日(36万2303人)より8323人少ない。変異株「オミクロン株」の拡大が本格化してから新規感染者数が毎週2倍のペースで増えていたが、先週末からは前週比の感染者数が減少している。

 累計感染者数は993万6540人となり、人口の約20%に当たる1000万人に迫った。連日20万~40万人の感染者が出ていることから、23日に発表される統計では累計1000万人を上回るとみられる。

 鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長は前日、累計感染者数が人口の20%を超えると流行がピークに達するとの予測に関連し、「20%という決まった基準があるのではなく、検査率、自然免疫保有率、ワクチン接種率などを複合的に検討しなければならない」とし、「単純に人口比の感染率だけでピークの時期を予想するのは困難だ」と述べた。

 政府は専門家の予測を基に、感染者数が23日以降、減少に転じるとの見方を示していた。だが、21日から新型コロナ防疫措置の私的な集まりの人数制限が従来の最大6人から最大8人に緩和され、より感染力が強いオミクロン株の1系統「BA・2」が急速に拡大していることから、ピーク期間が長期化する可能性もある。

 一方、新たに報告された死者は384人で、前日より55人多かった。1日当たりの最多を記録した17日(429人)に次ぎ、過去2番目に多い。死者の累計は1万3141人になった。

 重症者は1104人で、前日(1130人)から26人減少した。15日連続で1000人を上回っている。在宅治療(自宅療養)中の人は182万1962人に減った。

 新規感染者のうち市中感染者は35万3934人で、地域別では京畿道が9万6256人、ソウル市が6万5033人、仁川市が1万7568人と首都圏が17万8857人(50.5%)を占めた。海外からの入国者の新規感染は46人だった。


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