アート投資関連書籍の販売が昨年５倍増加　美術市場好調で＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の美術市場の規模が年間１兆ウォン（約９６０億円）に迫り、美術分野の書籍も「投資」に関するものに関心が寄せられている。　インターネット書店大手のイエス２４によると、昨年のアート投資関連書籍の販売量は前年の約５倍に増加した。前年比の増加率は１９年のマイナス５６．４%から２０年に５．６%増とプラスに転じた。　一方、昨年の美術分野全体の書籍の販売量は同３．９%増にとどまった。　これまでは外国の名作を中心とした作品鑑賞に関するものや美術史、美術理論について分かりやすく説明したものが人気を集めたが、最近はアートを資産拡大の手段とみて投資をアドバイスする書籍が注目を浴びている。　イエス２４は「これまで鑑賞に焦点が当てられた教養書が注目されてきたが、美術品を所有する価値や市場性を読み取ろうとする人が増えている」との見方を示した。