韓国首相「迅速抗原検査キット『最高価格制』の導入を検討」(画像提供:wowkorea)
韓国首相「迅速抗原検査キット『最高価格制』の導入を検討」(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの検査体系の転換により自己診断キットの価格上昇に対する懸念が高まる中、韓国政府が最高価格制の導入を検討している。また、防疫状況が安定すれば防疫レベルの段階を調整することも予告した。

韓国のキム・ブギョム(金富謙)首相は11日、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス中央災難安全対策本部会議を主宰し、「迅速抗原検査キットを十分で安定的に供給する」とし、「この問題に対し最高価格制の導入までも検討している」と説明した。

政府は前日にも「迅速抗原検査キットの需給対応タスクフォース(TF、特別チーム)」会議を開き、13日からオンライン販売の禁止、および感染脆弱(ぜいじゃく)階層への無償配布などの対策を実施すると発表している。

金首相が対策発表後に「最高価格制の導入」にまで言及したのは、キットの需給状況に合わせ強度の高い対策をすぐに実行するつもりであることを予告したものとみられる。

金首相は、「大枠での改編はある程度終わったが、今後は抜かりない『実行』と絶え間ない『補完』が残っている」とし、△改編された在宅治療・隔離システムに合った生活支援費の調整、△医療機関に出入りする看病人や保護者に対する診断検査費用の負担縮小、△免疫水準が低下した人への4次接種の機会提供などを検討していると説明した。

続いて、「防疫状況を綿密に分析・評価して防疫レベルを調整することで、経済・社会的な被害を最小化させることも非常に重要なこと」とし、「重症と死亡が安定的に維持され、防疫状況をある程度管理できると判断されれば、いつでも勇気のある決断を下すことを約束する」と説明した。
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