国内製造のノババックス社のワクチン、流通へ=韓国(画像提供:wowkorea)
国内製造のノババックス社のワクチン、流通へ=韓国(画像提供:wowkorea)
国内で製造したノババックス社の新型コロナウイルスワクチンの物量が流通する。韓国の食品医薬品安全処(食薬処)は8日、SKバイオサイエンスが国内で製造したノババックス社ワクチン84万回分を初めて国家出荷承認したと発表した。

 国家出荷承認とはワクチンが市場に流通される前に製造単位(ロット)別に検定試験結果と製造会社の品質試験結果を総合的に評価して品質を再度確認する制度だ。

 食薬処はノババックス社のワクチンに対して、力価試験・確認試験・含量試験を施行し、このワクチンが品質基準に適合することを確認した。無菌試験やエンドトキシン試験を通じて製品が汚染されていないことを検証した」と明らかにした。性状・pH(酸度)・実容量実験等により品質一貫性も確認した。

 国内で製造される製品はワクチン1本当たり1回の用量が含まれた「プレフィルド・シリンジ(薬剤が充てんされている注射器)」形態の注射剤だ。希釈や小分け手続きなしですぐに接種できる。 冷蔵温度(2~8度)で5か月間保管できる。

 保健当局は2月中に未接種者を対象にノババックス社のワクチン接種を始める予定だ。食薬処の関係者は「高齢者・重症障害者など体の不自由な人の訪問接種に活用できるものと期待している」と説明した。

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