米セキュリティ企業「ロシアのハッキング組織、ウクライナの西側政府機関を攻撃」(画像提供:wowkorea)
米セキュリティ企業「ロシアのハッキング組織、ウクライナの西側政府機関を攻撃」(画像提供:wowkorea)
ロシアの情報機関と関係があるとされるハッキング組織が、ウクライナ国内にある西側諸国の政府機関を攻撃しているという分析が出た。

 3日(現地時間)、ロイター通信によると、米セキュリティ企業「パロ・アルト・ネットワークス」はこの日、ウクライナ政府がロシア情報機関の統制を受けていると名指ししたハッキング組織が、ウクライナ国内にある西側諸国の政府機関を標的にしていると明らかにした。

 同社は「ウクライナのコンピューターを悪性ソフトウェアで感染させるように設計されたいくつかの悪性ウェブドメインを分析し、ロシアのハッキング行為を追跡することができた」とし、「このハッキング組織は、ガマレドン(Gamaredon)だ」と説明した。

 また、同社はガマレドンが現在ウクライナに対して、最も進んだ技術で活発に脅威活動を行う組織の一つだと主張した。

 ウクライナ保安当局は昨年11月、ガマレドンがクリミア半島に配置されたロシア連邦保安庁(FSB)の指揮を受けていると発表している。

 同局は当時「彼らは2014年、ロシアのクリミア半島併合で敵の側に立った反逆者であり、クリミア地域のFSB要員だ」とし、ハッカーらがウクライナ国内の施設に対するハッキングについて、話し合う録音ファイルを公開した。

 同社は今回の攻撃で、どんな施設が標的になったのか公開しなかった。「使用された方式と正確な伝達技法などを考慮すると、今回のハッキングはウクライナ国内の西側政府機関を標的にした具体的で計画された攻撃とみられる」と分析した。
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