韓国できょうから新型コロナによる死亡者の「葬儀後の火葬」が可能に(画像提供:wowkorea)
韓国できょうから新型コロナによる死亡者の「葬儀後の火葬」が可能に(画像提供:wowkorea)
韓国で新型コロナウイルスによる死亡者を対象とした「火葬後に葬儀」の勧告が「防疫措置を厳守した上で、葬儀後に火葬」に変更される。

中央防疫対策本部はこうした内容の「新型コロナウイルスによる遺体に対する葬儀方法および手続きの告示」を改正し、27日から施行すると明らかにした。今回の改正告示の主な内容は、新型コロナウイルスによる死亡者の葬儀手続きを、現行の「火葬後に葬儀」勧告から、「防疫措置を厳守した上で、葬儀後に火葬」することも可能にしたものだ。

「火葬後に葬儀」の勧告は、2020年に新型コロナウイルスが発生した当時、新たな感染病に対する情報が不十分だった状況で葬儀手続きを通じた感染の危険を最小化するために制定されたものだった。

今回の改正案は、過去2年間で蓄積された新型コロナウイルスに対する情報と海外事例の検討、および世界保健機関(WHO)の勧告など、客観的な根拠をもとに遺族の哀悼および追慕の機会を保障するためにつくられた。

改正された「新型コロナウイルスによる遺体に対する葬儀方法および手続きの告示」と「新型コロナウイルスによる死亡者の葬儀管理指針」により、新型コロナウイルスによる死亡者の遺族らも通常の葬儀手続きに基づいて葬儀を行うことができるようになる見通しだ。葬儀後に火葬を選んだ場合には、新型コロナウイルスによる死亡者の葬儀が準備された葬儀場で家族と親戚らが哀悼と追慕することができるようになる。

チョン・ウンギョン(鄭銀敬)疾病管理庁長は、「これまで新型コロナウイルス感染によりこの世を去った故人の冥福を祈り、十分な哀悼の時間を持つことができないまま別れを受け入れるしかなかった遺族の方たちに対し、残念で申し訳なく思っていた」とし、「遺族らの心の傷が1日も早く癒されることを強く願う」と伝えた。
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