1年以上「空席」であった駐韓米国大使に、「対北制裁調整官」出身者が内定したことが伝えられた(画像提供:wowkorea)
1年以上「空席」であった駐韓米国大使に、「対北制裁調整官」出身者が内定したことが伝えられた(画像提供:wowkorea)
1年以上「空席」状態であった駐韓米国大使に、過去に国務省で対北制裁履行の総括担当をしていたフィリップ・ゴールドバーグ駐コロンビア大使が内定したことが伝えられた。

ジョー・バイデン米政権は最近、新任の駐韓大使にゴールドバーグ大使を内定し、韓国政府にアグレマン(駐在国の任命同意)を要請していたことがわかった。

青瓦台(韓国大統領府)の高位関係者は「現在、内定者がわが政府に伝達された状態だ」と語った。韓国政府がアグレマンを承認すれば、米国はゴールドバーグ大使の指名事実を公式に発表するものと予想され、その後指名者として米上院の認准手続きを踏むことになる。

ゴールドバーグ大使は国務省から外交官に付与される最高位の職級である「キャリア大使(Career Ambassador)」で、ドナルド・トランプ政権当時の2019年からコロンビア駐在大使に任命されている。また特にゴールドバーグ大使は、バラク・オバマ政権の2009~2010年において国連対北制裁履行の担当調整官として国連対北制裁決議1874号の履行を総括し、それに関する国際協力を調整していた。

米朝対話が膠着し北朝鮮が弾道ミサイル発射試験を再開するなど、朝鮮半島情勢が緊張の局面へと向かっている状況で、過去に対北制裁履行を担当していたゴールドバーグ大使が駐韓大使に内定されたことで、今後も注目を集めることになる。

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