中国国家統計局は2021年、本土内31の省・市・自治区(香港、マカオを除く)の出生人口が1062万人、死亡人口が1014万人と、それぞれ集計されたと17日に発表した。
昨年末、中国人口は14億1260万人と集計されたが、人口純増規模は約48万人にとどまった。出生人口が大幅に減っている。
出生人口は、大飢饉(ききん)時期に数千人が死亡した1961年(949万人出生)以来、最低値を記録した。 2020年(約1200万人)と比較すると11.5%落ち、5年連続減少傾向だ。
昨年、中国の出生率は0.752%、死亡率は0.718%と集計された。出生率から死亡率を差し引いた人口自然増加率は、0.034%に過ぎなかった。2020年1.45%から0%台に落ちたのだ。
AFP通信は昨年、中国の出生率は、中国政府の年鑑に出生率が初めて表記された1978年以来、最低値であると同時に、1949年、新中国(中華人民共和国)創立以来、最低値と指摘した。
今のような傾向であれば、今年は人口が減少する「デッドクロス」が発生する可能性が高い。中国は、予想より早い低出産・高齢化により、2013年の政策を一部緩和し、2015年には2人の子供まで許容し、人口純増規模は2016年、906万人まで増加した。しかし以後、毎年急激に減り、2020年には204万人に落ちた。
中国がインドに人口1位の座を譲るのも、数年かからない見通しだ。国連は、2017年の報告書で、インドが2024年ごろ、中国を抜いて世界人口1位に上がると見込んだ。
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