中国の主要事業である「一帯一路」(陸上・海上シルクロード)が、協力相手国を「債務の沼」に陥れているという西欧諸国の指摘が続いている中、スリランカが中国に債務の再調整を求めた。

9日(現地時間)AP通信・ロイター通信によると、スリランカのゴタバヤ・ラージャパクサ大統領はこの日、スリランカを訪れた中国の王毅(おうき)国務委員兼外相に「新型コロナウイルス感染症事態に直面したことで発生した経済危機への解決法として、負債償還の再調整に関心を注いでくれれば大きな助けとなる」と語った。

「一帯一路」に対する西欧諸国の批判が続く状況で、中国が今回の要請にどう反応するかが注目される。

現在スリランカが中国に償還しなければならない債務は、スリランカの国家企業の借入を除いても計33億8000万ドル(約3915億円)に達するものと推定されている。

AP通信によると、最悪の経済危機の中にあるスリランカの外貨準備高は16億ドル(約1850億円)にすぎず、年内に償還しなければならない債務は45億ドル(約5210億円)である。

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