フランスが来年EU(ヨーロッパ連合)の議長国となる予定の中、台湾の蔡英文(さいえいぶん)総統は台湾を訪れたフランス議員に「EUと貿易交渉が行なわれることを願っている」と伝えた。

16日(現地時間)ロイター通信によると、蔡総統はこの日 “フランス-台湾議会親善グループ”所属のフランソワ・ド・リュジ議員と会談し「我々は、EUが台湾と二国間投資協定(BIT)を推進し、台湾とEU間の新たな協力関係の道が開かれることを願っている」と語った。

EUは台頭する中国の権威主義に立ち向かい、インド・太平洋地域での立場を強化するため、昨年9月に台湾と貿易協定を締結することを約束した。

EUは2015年に初めてBITのパートナーのリストに台湾をあげたが、その後対話が交わされることはなかった。

蔡総統は「貿易協定の進展以外にも、台湾とヨーロッパが “民主主義”という共通価値により団結すべきだ」と求めた。

フランスの代表団が台湾を訪問するのは、ことしに入り2回目である。

今回のことに対して、中国外務省はフランスを非難し「台湾独立分離勢力に、偽りのシグナルを送る行動は中断されなければならない」と伝えた。

中国外務省の報道官は「中国は、台湾と他国との間におけるいかなる公式・政治的交流に対しても、断固として反対する」と語った。

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