バイデン、中国ロシアを狙い「独裁者の影響力拡大」糾弾…文大統領の言及は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
バイデン、中国ロシアを狙い「独裁者の影響力拡大」糾弾…文大統領の言及は?=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「民主主義は偶然には得ることはできない」

 米国のバイデン大統領は9日(現地時間)、テレビで開かれた「民主主義首脳会議」(Summit for Democracy)冒頭発言で「民主主義を強化し、新しくするためには持続的な努力が必要だ」とし、このように述べた。 米紙ウォールストリートジャーナルによると、開幕式には89ヵ国が出席した。 今回の会議は二日間開かれる。

 今回の会議は米国が主導する、事実上、中国とロシアを狙った会議だ。 韓国のムン・ジェイン大統領も今回の会議に参加した。

 バイデン大統領は「世界的に民主主義が憂慮される状況に直面している」とし「ある報告書によると、米国を含む民主国家の半分が、ここ10年間で民主主義から後退した」と強調した。

 バイデン大統領は習近平中国国家主席とプーチンロシア大統領に向けて言うように「独裁者たちは全世界に影響力を拡大しながら力を育て、抑圧的な政策を正当化しようとする」と述べた。中国とロシアについて直接言及はしなかったが、両国への糾弾だと読み取れる。

 今回の会議が注目されるのは、米国が北京冬季オリンピックに対する外交的ボイコット宣言した後に開かれた点だ。 米国がボイコットの姿勢を見せると、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどがそれに続いた。同時に、米国はウクライナ侵攻への憂慮を理由にロシアを強く圧迫している。

 中国とロシアは今回の会議に招待されていない。

 韓国のムン大統領はこの日、本会議第一セッションで発言し、「民主主義強化のために積極的に協力し、貢献していく」と述べた。中国とロシアに向けた発言はなかった。

 ムン大統領は「韓国が半世紀ぶりに戦争の廃墟から立ち上がり、軍事独裁と権威主義体制を克服し、最も躍動的な民主主義に発展する過程で国際社会から多くの助けを受けた」とパク・ギョンミ大統領府報道官が、記者会見を通して明らかにした。

 ムン大統領は「人類が民主主義とともに歴史上経験したことのない繁栄を成し遂げたが、ポピュリズムと極端主義、不平等と両極化、偽ニュース、嫌悪と憎悪などに直面している」とし「民主主義を守る案について真剣な論議が必要な時」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88